この日はNHKカルチャースクール主催の「ザ・ホテル青龍 京都清水で楽しむ」に参加しました。



清水坂沿いにある元清水小学校の跡地がリノベーションされホテルになるのは知っていましたが日帰りばかりの僕には無縁の存在だと思っていました。
清水小学校は明治2年に開校し、昭和18年に現在地に移転新築された歴史ある小学校です。
先ずは館内をホテルマンの方に案内して頂きました。

ゲストルームで元は音楽室だったそうです。



こちらも宿泊者がいつでも利用できるラウンジです。飲料や軽食が用意されています。


階段も木の部分はそのまま活用されていて手摺りの落書きもそのまま残されています。



屋上にはバーが設けられ、京都市内がぐるっと見渡せる最高のロケーションです。


客室は全48室で写真の部屋は最も人気のタイプで基本料金36万円だそうです。インバウンドの需要の無い今は12万円に下げられているそうです。
(それでも高いです。凄くハイクラスのホテルなんですね!)




最も西の角部屋は唯一のスィートルームで全てにおいて贅沢な部屋です。
八坂の塔や大雲院祇園閣が目の前です。
テレビも家具内に格納され、ボタンひとつで昇降されます。
ホテルのコンセプトのひとつでしょうか?
どの部屋のテレビも家具や引戸で隠されていて非日常を満喫できるよう工夫されています。


ダストシュートなどかっての小学校の面影がそのまま残されています。



最後にもうひとつのお楽しみのランチです。
小学校の講堂をリノベーションしたその名も「restaurant library」です。
文字通り図書室をイメージした部屋です。






解体して新築するより建設費用はかかっても清水界隈の景観を守り、地域に溶け込むホテルにされた事に共感しました。
ちなみに、ザ・ホテル青龍はNTT都市開発が京都市から80年の土地の貸借契約で建設され、年内までの運営はノウハウの豊富なプリンスホテルがされ、来年以降はNTT都市開発が直営化される予定だそうです。
万が一?宿泊出来ても、スィートルームの見学などは叶わないのでいい体験が出来ました。
ホント、富裕層の方々の為のホテルです。

敷地内には、1912年フランスパリで創業の「ブノア」が出店されています。