今年の桜の開花が異常?に早く、18日の午前中に京都御苑とその周辺の桜巡りをしました。































堺町御門から入り"出水の桜"へ。
御苑内でも早咲きの桜です。
向かいには"出水の小川"が流れ、馬酔木の花との共演も綺麗です。



北に歩くと右手には"西園寺邸跡"があり駒札の下には椿の花が多数落花しています。



また少し北へ歩くと左手には桃林があり、紅、白の桃の花が満開でした。


桃林の直ぐ北側には白木蓮が一本あり、大きな花を咲かせています。




いよいよメインの近衛邸跡の糸桜です。
五摂家筆頭の近衛家は池の西側に広大な屋敷を構えていました。
近衛家では糸桜が名高く、多くの洛中洛外図屏風にも描かれています。



ご覧の様に、蕾がほとんど見られないので、ここ最近の陽気でいっきに満開状態になった様です。



今出川御門から御苑をでて今出川通を西に進むと冷泉家があります。
現存する唯一の公家屋敷で道沿いに見事な一本桜があります。



今度は烏丸今出川の交差点を南下しす。
西側に平安女学院の有栖館があり、こちらの一本桜も早咲きの桜として名高いです。
有栖川宮家は元は御所の正門・建礼門前に屋敷を構えていましたが大正2年(1913)に威仁(たけひと)親王の薨去により系統が途絶えてしまいました。
平安女学院が建物を買取り、現在地に移築されました。
庭園は十一代目小川治兵衛さんが管理されています。