今月12日から5月5日まで高台寺では恒例行事、春の夜間拝観が始まっています。
その2日目に来ました。













夕暮れ前に着きましたが、いつもは人で溢れる台所坂も誰もいない状態です。
人気の寺院だけに寂しさを感じます。



毎回、テーマがあり参拝を機に少しでも仏教に触れて頂きたいとの試みがされている。
方丈南庭は「波心庭」と呼ばれ専属庭師の北山安夫さんが作庭されました。
今回は石組みや古材を利用して亀や龍を表現し、古来から縁起の良いとされる生き物を通して力強い"生命力"を表現されていてコロナが早く終息し、太平の世の中が一日でも早く来るようにとの願いが込められています。



庭園中央には金色の瓦や石を使い「亀」を表現し、亀の背中に当たるところには大きな赤松が植えられています。
また、波心庭の南西側には鶴を表現した石組みが配置されています。
庭園全体には瓦の古材で表現した龍が大きく横たわっています。
築地塀や唐門をスクリーンにプロジェクションマッピングも行われています。



開山堂前の臥龍池には落葉した木々が映り込んでいます。