京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

妙満寺 (京都岩倉)

2021年03月28日 16時43分00秒 | 日記
 妙満寺は、もとは天台宗の僧であった玄妙が日蓮聖人の教えに触れ門下生になりました。
その後、日蓮聖人の悲願であった都での布教の為に康応元年(1389)に現在の烏丸五条あたりに妙塔山妙満寺を建立されたのが始まりです。









書院前の枝垂れ桜です。

度重なる戦乱で寺域を点々とし、天正11年(1583)には秀吉の政策により寺町二条に移ります。以降、400年に渡り「寺町二条の妙満寺」として親しまれて来ましたが、昭和43年に都市化による環境悪化を避ける為に、現在の岩倉の地に移転されました。








寺町二条の時に境内にあった物も移設されています。





何より素晴らしいのは境内から霊峰比叡山が見える事ですね。



インドブッダガヤ型の仏舎利大塔です。
一階正面には釈迦牟尼仏が、最上階には仏舎利がお祀りされています。

次に本堂内を、拝観します。







俳諧の祖・松永貞徳ゆかりの「雪の庭」です。
成就院「雪月花の三名園」のひとつで、寺町二条から移転の際、庭園も本坊に移築されました。





次に展示室です。
上の写真は加藤清正と松永貞徳の肖像画です。
土佐派の画家・土佐光則の筆によるもので清正は旗指物に南無妙法蓮華経のお題目を書く程に熱心な日蓮宗信者でした。

下の梵鐘は和歌山道成寺由来の霊鐘「安珍清姫伝説の鐘」です。

能や歌舞伎の演目にもなった梵鐘で秀吉による「根来攻め」の際に京都に送られ、ここ妙満寺で供養されました。
道成寺を演じる歌舞伎役者の方が多くお祀りに来られています。



展示室内は撮影禁止なので写真はネットから転載させて頂きました。




賀茂別雷神社の桜 (上賀茂神社)

2021年03月28日 07時52分00秒 | 日記
 上賀茂神社は神代の昔、今の神社から北北西にある神山(こうやま)にご祭神が降臨されました。



皇室の崇敬厚く、葵祭は石清水八幡宮の石清水祭、奈良春日大社の春日祭と共に三大勅祭のひとつです。
今年もコロナの影響で5月15日の"路頭の儀"が中止になってしまいました。









上の写真の一ノ鳥居をはいると右手には"斎王桜"と"御所桜"が植っています。前者はまだ蕾の状態ですが、後者は七部咲き程に開花していました。







近くには"陽光桜"の濃いピンクの花が青空に映えています。





ニノ鳥居をはいると正面に"細殿"があり、その前の立て砂は"神山"を象ったもので神さまを迎える原型と言われています。
その頂きには松の葉が差されていて陽と陰とが対になっています。







楼門を背景にした桜もいいものです。
御本殿にお詣りし、帰りに御朱印を授与して頂きました。



一ノ鳥居前は改修工事中で御園橋からは入りにくい状態です。





御園橋の付け替え工事など、この辺りはいつも工事中の感があります。