京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

THE HIRAMATSU京都 珠玉のイタリア料理

2021年03月24日 07時26分00秒 | 日記
 3月18日は昨年3月にオープンされた「THE HIRAMATSU 京都」の館内ツアーとイタリアンのランチを頂くNHKカルチャーの講座に参加しました。







最寄駅は烏丸御池駅から約5分の室町通り、役行者町にあります。
外見は京町屋ですが内部は大きくリノベーションされ、奥には5階建てのホテル棟がそびえますが客室は29室とこじんまりとしたホテルです。

設計施工は数寄屋建築で名高い「中村外ニ工務店」が監修されています。







何気なく置かれている赤い家具は中国清朝時代の物だそうです。







京町屋部分の屋根裏には明治33年の棟札が見えます。元は呉服商の冨田屋の店舗兼住宅でした。





こちらも何気に掛けられている「南無阿弥陀仏」の書ですが臨済宗中興の祖と言われる白隠禅師の書です。







割烹「いずみ」です。
カウンターには欅の一枚板が使われ、坪庭の松と石組みを見ながら食事が頂けます。
夜だけの営業だそうです。







ここにも清朝時代の家具が置かれ、壁には役行者山の"見送り"が飾られています。









次に客室を案内して頂きました。
和のテイストがふんだんに取り入れられた心地よい空間です。
障子や格子に数寄屋の技が見えます。








次にランチを頂くメインレストラン「la Luce」です。

新築の場所ですが、かって使われていた建物の梁などの木材が名残りを留めています。





席に着くと筒井シェフから今日のメニューの説明がありました。
一般ではこの様なシーンはないので、これから始まるランチに期待が膨らみます。



前菜
"浅利の冷たいカペッリーニ帆立のタルタルを添えて"

素麺の様な細いパスタ麺に浅利の出汁が効いたソースが良く絡み美味しかったです。
かけられているのはカラスミのパウダーです。





パンはフォカッチャにホイップバターです。
パンも焼きたてで、また、ホイップバターが良く合います。
家ではファッドスプレッドなので初めてのホイップバターの虜になりました。

後でパンを追加でお願いしましたが、同席の男性はホイップバターまでお願いされていました。





パスタ
"茄子と水蛸のスパゲティ アラビアータ"

僕はアラビアータが大好きなので直ぐに頂いてしまいました。
京都産の茄子と明石産の水蛸との相性も良くイタリアンですが和のテイストも感じる一品です。





肉料理
"滋賀県近江牛モモ肉の炭火焼き 黒胡椒の効いたマスカルポーネ"

年齢を重ねてくると牛肉はヒレやモモが多くなってきます。
若い頃は脂分の多いサーロインが好みでしたがやはり嗜好が変わって来ますね!

近江牛のモモ肉は表面だけ炭火で焼かれ、肉の旨味と炭火の香りとが絶妙です。
牛から取ったソースとマスカルポーネを絡めれば、いろいろな味が楽しめます。





魚料理
"愛媛県産真鯛のポワレ 筍と山椒のリゾット"

春は真鯛が産卵の為、沿岸に近づいてくる時期で"桜鯛"と言われます。
お刺身で頂くのもいいですがポワレに、、その下にはリゾットが、、、
炭火で焼かれた新物の筍が添えられ、春を感じます。

半分ほど頂き、残り半分はシェフの説明通りスープをかけて頂きます。
リゾットとスープの濃い旨味と真鯛と筍のさっぱり味を同時に楽しめます。
美味しかったです。最後の一滴まで頂きました。











ドルチェ
"ティラミス 珈琲の香りのバニラアイス"

ティラミスはイタリアンのドルチェでは定番ですが下には珈琲の菓子が隠れています。
ゼリーも珈琲の味額凄く感じます。

珈琲も焼物の茶碗で出され、ここにも和のテイストが、、、釉薬のかかり具合は抹茶茶碗のようです。