墨染寺(ぼくせんじ)は京都伏見区にある日蓮宗の寺院です。


















「南妙法蓮華経」のお題目が刻まれた石柱の横側や本堂の扁額からわかるように通称「桜寺」と呼ばれています。


こじんまりとした境内ですがソメイヨシノで埋め尽くされます。中でもいわれのある「墨染桜」が名高いです。



平安時代の歌人・上野峯雄(かんつけの みねお)が時の関白・藤原基経の死を悼み歌を詠んだところ、薄墨色がかった花を咲かせるようになったと言われる「墨染桜」が名高いです。
境内にはその子孫の三代目、四代目が可憐な花を咲かせています。
桜は成長が早いので10年後、20年後には立派な墨染桜に成長している事でしょう。




近くを流れる疏水沿いの桜もほぼ満開です。



あまり知られていない寺院なのでゆっくりと観賞しました。