京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

名勝庭園渉成園 夜間ライトアップ

2018年08月26日 11時13分48秒 | 日記
東本願寺の飛地境内地の渉成園が20年ぶりに夜間参観をされたので行ってきました。

写真は南側にある正門です。



渉成園は昭和15年に国の名勝庭園に指定され作庭は石川丈山と言われています。また、源氏物語の主人公 光源氏のモデルになったと言われている源融の六条河原院跡とも伝わります。参加入口は西門からで正面に高石垣が目に留まります。



石橋のような長い切石や礎石、山石、瓦、石臼などを組み合わせて築かれています。前には枳殻(からたち)が植わっており別名 枳穀邸とも言われます。



園路は昼間と違って南側からです。
まず、目に入るのは大玄関です。



明治天皇がこちらで休憩された際、大宮御所からの移築を約束され、後に移された玄関です。正面四間、切妻屋根の壮大な玄関です。



また、南側の塀に沿って「馬つなぎ」が当時のまま残されています。



中央の植栽は「馬車まわし」でかって馬車の方向転換として使用されました。





いよいよ庭園に入ります。夜間参観では南半分の公開です。大きな印月池が広がり池泉廻遊式庭園の中心になる池で東山から上る月影を水面に映して美しいことからこの名が付けられました。



奥に見える橋は侵雪橋で最近に架け替えられました。江戸時代後期の儒学者 頼山陽は、「渉成園記」で雪の積もった橋のありさまを玉龍に例えて表現しています。

園の一番南にある茶室が漱枕居(そうちんきょ)で池にのりだすように建てられ、また、池に面して手摺付の緣があり、部屋の中から池を眺めるとまるで、水面に浮かんでいるような趣きが味わえると言われています。一度、入ってみたいものです。

日も沈み、ライトアップがより一層幻想的になってきました。









こちらの担当庭師の太田さんとお話し、お庭の見どころ、管理の方法などを伺い、19時にこちらに植彌加藤造園の友規社長が来られるとお聞きし、暫く待っておりましたら来られました。無鄰菴の山田咲さんも来られてて、しばし無鄰菴のギャザリングの運営についてお話しをしました。
素晴らしいライトアップを見せて頂き19時班過ぎに渉成園を後にしました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿