京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

粟田祭 神輿渡御鑑賞と東山さんぽ②東山周辺

2019年10月17日 09時25分02秒 | 日記
 今日は「そうだ 京都、行こう。」と「らくたび」とのコラボ企画なので解説が聞けるので勉強になります。
案内はらくたび代表の山村純也さんです。いつも知識豊富で素晴らしい解説をして頂きます。

粟田神社の境内に入る前にまず立ち寄ったのが合槌稲荷神社です。





合槌稲荷神社の創建は不明ですが、一条天皇から国家鎮護の名刀を打つよう命じられた三条宗近が稲荷明神に祈願します。
その満願の夜に童子が現れて合槌を願い、この童子の協力で名刀"小狐丸"をうちました。
その伝説の舞台が現在の合槌稲荷神社だと伝わります。





鳥居の奥に社殿があるように思いますが、突き当たりは普通の民家が並んでいます。その突き当たりを左に折れ、さらに右に曲がり、ようやく社殿があります。

路地の奥の、さらに奥に社殿がある面白さ、不思議さから、よくドラマに登場するようです。

そう言えば僕がよく見ていた"京都迷宮案内"にも出ていたように記憶しています。
ドラマの題名にピッタリの場所ですねー!

次に訪れたのが「青蓮院門跡」です。
言わずと知れた京都天台宗三門跡寺院のひとつで非常に格式の高いお寺です。
塀には最高位を示す五本の定規筋が引かれています。





受付玄関の両脇には鉢植えの藤袴が可憐に咲いています。

庭園は室町幕府8代将軍足利義政の御伽衆のひとり相阿弥作と伝わる素晴らしい庭園です。
また、"霧島の庭"もあり5月には霧島つつじが美しいです。





華頂殿には木村英輝さんが描いた蓮を中止とした障壁画が描かれています。よく見ると蜻蛉などの昆虫が何気なく描かれています。
古来からの岩絵の具を使わずアクリル絵の具を使っているので発色がとても美しく、また、劣化しないのもいいですねー。





宸殿は門跡寺院に特有の建物で歴代の天皇の御位牌がお祀りされています。
庭には御所を模して"右近の橘、左近の桜"が植えられおり、ライトアップ時には青い光の海原になります。



本堂には、御本尊の熾盛光如来曼荼羅がお祭りされており、こちらは非公開ですが過去一度だけ公開された事があります。



平成17年(2005)に天台宗開宗1200年、戦後60年の節目に公開されただけです。





親鸞聖人は9才で、こちら青蓮院で天台座主も務めた高僧慈円のもとで得度されています。当時、14才にならなければ得度できないのですが、親鸞聖人が藤原北家の流れを組む日野家の出身だった事もあり特例の取り扱いだったようです。



最後に親鸞聖人植髪堂にお詣りをし解散となりました。






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