京都つれづれなるままに

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因幡薬師(平等寺) 京の冬の旅④

2025年01月19日 07時47分00秒 | 日記
 1月15日は"京の冬の旅"で特別公開されている平等寺へと来ました。







京都では通称名"因幡薬師"と呼ばれる方が一般的です。

真言宗のお寺です。






因幡堂縁起(重文)によれば、長徳3年(997)橘行平が任を終え帰国の途中、夢告により海中から薬師如来を引き上げ、祭ったのが平等寺(因幡薬師)の起こりとされています。

歴代の天皇も厄年には勅使を派遣し、祈祷をうけたと伝わります。





建物は明治19年(1886)の再建で、本尊薬師如来像(重文)は幾度もの火災も免れ現在は収蔵庫に安置されている。

日本三如来の一つで、10世紀後期頃の作とされています。
古くより、子授け、ガン封じに御利益のある薬師如来として知られています。

コロの付いた厨子の中に納められ頭巾をかぶった藤原時代の一木造の像です。
通常は収蔵庫に安置されていて非公開です。




本堂と収蔵庫を拝観後、北側にある因幡薬師伝承館に移動します。



こちらでは、鎌倉時代の清凉寺式釈迦如来立像(重文)、如意輪観音像(重文)など優れた仏像彫刻も残されていて公開されています。



また観音堂に祀られた二体の十一面観音菩薩像は元は北野天満宮にお祀りされていた観音さまでこちらも今回特別公開されています。







『因幡堂縁起』絵巻、愛染明王坐像ほか平等寺に伝わる寺宝も特別展示されています。



書置きですが最後に御朱印を授与して頂きました。

次に同じく"京の冬の旅"で特別公開されている六角堂(頂法寺)へと向かいます。






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