馬見丘陵公園では この時期珍しい植物に出会えることもあります。
それは「ナンバンギセル」で ススキ等の根っこに寄生して生育し 名前の通りキセルのような形の花を咲かせます。
ススキの根元を注視しながら進んで行くと・・・
結構纏まって咲いているのが見つかりました。
近くで観察すると こんな感じです。
こちらは「コエビソウ」で エビの反り返った姿に似ていませんか?
他には 色々な木の実に出会いました。
まずは「カラスウリ」ですが 夜中に咲くという面白い形の花も一度見てみたいものです。
「アケビ」も前回よりは少し大きくなっていましたが 色付いたり割れたりするには まだまだ相当掛かりそうです。
「ネムノキ」も 沢山の実を付けています。
こちらは「キリ」の実のようです。
取り合えずは 今年もナンバンギセルに出会えて良かったです。
この名前は 南蛮人と呼ばれていたスペイン人やポルトガル人の船員のマドロスパイプに見立てて付けられたようですが・・・
万葉集では「思草」の名で登場しており うつむいて咲く花の姿から付いた名なのでしょうが 日本で昔から親しまれていた花のようです。