おとろ日記

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吉野山に残る文化遺産!・・・金峯山寺 吉水神社

2024年04月14日 06時05分41秒 | お出かけ

 世界遺産にも登録されている吉野山には 桜以外にも多くの文化遺産が残されています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」として ユネスコの世界文化遺産に登録されてから今年で20周年を迎えるそうです。

 まずは「金峯山寺(きんぷせんじ)」の蔵王堂(国宝)からです。

 

 この堂内には ご本尊秘仏「金剛蔵王大権現3体」が祀られており 丁度この時期特別ご開帳されていました。
年間の限られた期間のみしか公開されない青いお顔の仏像で 日本最大秘仏とも称されているようです。

(*金峯山寺パンフレットより引用しました)

 

 次に訪れたのは 境内からの眺めが素晴らしい「吉水神社(元吉水院という寺院)」です。
この神社は 西暦682年創立の日本最古の書院建築様式の建物であるとともに 歴史上の有名な人物との所縁が多い神社なのです。

 

 歴史上の悲恋物語として 1185年に「源義経と静御前」が頼朝の追手から逃れて弁慶と共に吉水院に潜み数日を二人で過ごしたそうです。
その部屋は 「源義経 潜居の間」として残されています。

 

 続いて1336年には 足利尊氏に敗れた「後醍醐天皇」が吉野に南朝を開き ここ吉水院を「南朝皇居」となし南北朝時代が始まった。
そして「後醍醐天皇玉座の間」には 天皇の生活を描いた襖絵も残されています。

 

 1559年には 豊臣秀吉が総勢五千人の武将等を伴い吉野山の花見に訪れ 当神社を本陣宿坊にして歌会・茶会等盛大に開催したそうです。

 

 こちらは 狩野永徳の作品「桜の図」の金屏風です。

 

 こちらは狩野山雪の作品で 「花見の居間」に置かれた屏風です。

 

 同じく狩野山雪の作品「群鶴」の襖絵も中々のものです。

 

 これ以外にも 義経・弁慶の武具や 後醍醐天皇御物や 秀吉の花瓶・茶道具等貴重な文化遺産が展示されています。

 吉野の山中に これほどの文化財が残されていることに感心しました。

 また 吉水神社の境内からの中千本から奥千本までの桜の眺めは まさに名勝一目千本の絶景でした。


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