奈良の「喜光寺」で 東日本大震災の記憶を繋げる 小さな青い花が咲いているとのことで出向いてみました。
東大寺を思わせる南大門より入場します。
門の両脇には 金剛力士像(上が阿形 下が吽形)が睨みを利かせています。
入場すると 正面に風格ある本堂が・・・
そして 本堂の裏手に回ると お目当ての青い花「ミズアオイ」の鉢が並んでいました。
この花 東日本大震災の津波で削り取られた地中から 休眠していた種が発芽し蘇ったものを 福島県南相馬市から譲り受け
当寺で育てられ花を咲かせたもので 震災の記憶を語り継いでいきたいとの思いがあるそうです。
花も可憐なのですが よく見ると 葉の形がハート型をしています。
心を繋ぐ花として ピッタリではないでしょうか?
尚 当寺は「蓮」の名所なのですが 今は花期が終わり こんな感じで・・・ 右にあるのは「会津八一」の歌碑です。
花の後に出来た種も 面白いです。
ミズアオイは かっては水田や沼地でよく見られていたそうですが 水質等の悪化で減少し 今では絶滅危惧種に選定されています。
大震災を忘れないためにも ここで咲き続けてほしいものです。