秋のダート王決定戦、ジャパンカップダート。
直前でアメリカのクラシックレースの覇者が回避する残念なニュースがあったが、日本馬に関しては怪我で戦線離脱しているカネヒキリとカジノドライヴを除いてはトップクラスの馬たちが集まった感じ。
・・・ただまぁ、「ジャパンカップ」にしろ「ジャパンカップダート」にしろ、外国馬が年々無名な馬ばかりになってて、日本馬のためのG1レースになりつつあると思うけど。
注目されたのは目下G1を3連勝中の4歳馬エスポワールシチーと史上初のG1・9勝目(交流G1含む)を狙う7歳馬ヴァーミリアン。それと3歳馬たち。
王者健在か、それとも世代交代か。そこに注目が集まった。
レースは1番枠を引いた1番人気エスポワールシチーが他馬を引っ張る形で進んだ。競りかける馬もいない。ヴァーミリアンは中団よりやや前。
道中でマコトスパルビエロが後方から一気に上がっていったところでレースが動いた。それでもエスポワールシチーは先頭を譲らない。ヴァーミリアンは流れに乗り損ねた形で後方に逆に下がってしまった。
直線に入り、更にエスポワールシチーが加速。後続を突き放し、そのままゴールした。圧勝だった。
勝ったエスポワールシチーは父親がダート戦線で活躍したゴールドアリュール。若い頃は気性面で問題があったそうだが、それを克服してのジャパンカップダート制覇だった。
これで世代交代なのか、それともヴァーミリアンの巻き返しはあるのか、これからもまだまだダート戦線は楽しめそうだね。
と、いうか、ヴァーミリアンはどうしたんだろう?4コーナーでだいぶ後ろに下がっちゃったけど・・・。不可解な走りだったねー。
次週は阪神ジュベナイルフィリーズ。ウオッカやブエナビスタなど、近年このレースの覇者が翌年の牝馬クラシック戦線で大活躍しているので注目!!