甲府のおすすめスポットを親子だるまくんが紹介します!!
子だるま:よっちゃばれ広場に昨年12月、武田信虎像がお目見えしたんだよね!
親だるま:そうそう!甲府駅のすぐ北、藤村記念館隣にあるから、気軽に立ち寄れるんだ。
今日はここからスタートするよ!
親だるま:あった、あった。まずは一緒に記念写真を撮ろう
子だるま:ねえねえ、今日はこの後、どこへ行くの
親だるま:甲府市役所で開かれる講演会だよ。
子だるま:信虎に関する内容なんだね。よお~し、レッツゴー
子だるま:え~っと、会場は6階大会議室だったね。
親だるま:案内がでているよ。テーマは「開府500年と武田信虎の再評価」。これだ
親だるま:こんにちは!受付で歴史文化財課のお姉さんたちが出迎えてくれたよ。
子だるま:何だか、ワクワクするなあ。
子だるま:続々と人が集まってきたね
親だるま:130人も申込があったんだって。大人気だね。
子だるま:ねえ、この「まなび奨励ポイント」って何
親だるま:市民の生涯学習を支援する奨励制度だよ。教育委員会や公民館主催の講座に参加したり、図書館から本を借りるとポイントがもらえて、ポイントがたまると表彰される仕組みなんだよ。
子だるま:それなら、僕でも気軽にチャレンジできそうだね
子だるま:さっそく、会場に入ってみよう。わあ、もうこんなに集まっているよ。
親だるま:今日の講演会は「甲府歴史講座」として開かれているシリーズの一環だよ。
開府の立役者、信虎にスポットをあてた企画なんだ。
子だるま:講師は、長野県立歴史館館長の笹本正治先生だね。
親だるま:はじまりの挨拶があって、さあ、いよいよだね
子だるま:笹本先生って、ずいぶん気さくな方だね。
親だるま:うん。ユーモアたっぷりのトークで、聴講者を巻き込むんだ。
子だるま:だから、ファンが多いんだね。歴史も楽しく学べるね
子だるま:あ、あれは信虎だよ!
親だるま:そうだね。資料から研究者ならではの考察や読み解きかたを学ぶことができるんだ。
子だるま:今の甲府の礎を築いた信虎を再評価するためにも先生は長年研究しているんだってね。
親だるま:他の人が関心を向けない分野を研究するのって、実は大切なんだよ。
子だるま:信虎の時代は異常気象と食糧難があったんだって。
親だるま:まずは、時代背景をちゃんと知ることが大事なんだね。
親だるま:今からちょうど500年前、信虎が躑躅が崎(つつじがさき)に館を築き、甲斐の府中「甲府」を開いたと記されているよ。
子だるま:大風や大水
、飢饉や餓死という文字がたくさんでてくるね。厳しい環境にあったんだね。
親だるま:出陣や講和や和談、能を催すなどという文字が見てとれるよ。
領主としての信虎像が垣間見えるね。
子だるま:天文年間にも大きな自然災害があったんだね。
親だるま:うん、多くの人が亡くなったんだ。武田信玄が父・信虎を追放したのは天文10年(1541)だったんだよ。
子だるま:わぉっ、古地図もでてきたよ。
子だるま:こっちは、上空から見た甲府盆地北東部の様子だね。
親だるま:武田家で初めて印判状を使ったのが、信虎なんだね。
より多くの人に読めるようにと、ひらがなで書いたのも特徴なんだって。
親だるま:信虎は、漢詩や和歌をたしなむ教養もあったみたいだね。
子だるま:信玄は信虎がお父さんだったからこそ、自分の時代を築けたんだね。
親だるま:そうだね。手厚い教育はもとより、ゼロからではない出発ができたんだ。
親だるま:みんな、集中して聴いているよ。メモをとったり、うなずいたり。
子だるま:信虎をもっと理解しようという気持ちが伝わるね。
子だるま:むこうには手話で話をしている人がいるよ。
親だるま:聴覚に障がいのある方には依頼に応じて市(障がい福祉課)から手話通訳者が派遣されるんだ。2人で交代しながら通訳しているね。
子だるま:質疑応答でも先生は丁寧に答えてくださったよ。
親だるま:先生は最後に「歴史を学ぶのは未来の創造のため。500年後の人たちに私たちは何がプレゼントできるかを考えましょう」と熱く呼びかけていたね。
子だるま:うん、僕とても感動したよ。歴史はただ過去をふりかえるためだけのものではないんだね
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★次回、教育委員会主催のイベントは3月23日㈯11:00~「武田氏館跡 発掘調査現地見学会」です(申込み不要)。
たくさんのご参加お待ちしています!
詳しくは【歴史文化財課文化財係☎055-223-7324】までお問い合わせください
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