すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

バレエやめたい

2013年10月30日 | ムスメの習い事(バレエ)
ふとんに入って 寝る前の会話をたのしんでいると はぼがぼそっと

 「まま、 はぼ バレエちょっといやなの」

と言いました。


帰宅してきたオットに そのことを報告すると

 「そんで? ママはどう返事したん?」


 「もちろん さらっと流してやったわ。 『先生きびしいからね、 わかるよ』 って」

 「それではぼは?」

 「まだなんか言いたそうにしてたけど わたしが 『おやすみ』 って 話を打ち切ったから」


 「バレエやめたいって 言いたかったんじゃないのか?」

 「そうかもしんないけど まだはじめたばっかりだよ。 おもってたよりたのしくないから ママに愚痴りたいだけじゃない?」


 「・・・・・・いや、 ボクは それは はぼがひいた伏線だとおもう・・・・ 近々 『やめたい』 って言ってくるとおもうよ。 ちゃんと対策をかんがえといたほうがいいよ」

 鴨せいろ


オットのいうことはもっともですが、 ちょっとしんぱいしすぎだと わたしはおもっていました。

ムスメは あまりそういうことをはっきり言うタイプじゃないので、 な~んか バレエたのしくない・・・・・ → バレエに行く時間になると おなかがいたくなる → 休みがちになってフェイドアウト、 こーゆーパターンならありうるとはおもいましたが・・・・


ところが、 翌日 ピアノから帰宅後、 ムスメにはおやつを食べさせて ばーちゃん (義母) とわたしが話していると

 「まま、 はぼ バレエやめたい」

とすぱっと言うじゃありませんか。


オットの慧眼のほうにおどろいて 「どうして?」 と聞くと

 「こないだのレッスンのとき 先生が 『このなかでいちばんからだがかたいのは はぼちゃん』 って言ったの。 それがすごくいやだったの。 それに、 はぼひとりだけ みんなのまえで やらされるの。 いつしろっていわれるかとおもうと どきどきして ちゃんとおはなしがきけなくなるの」

とすらすらと理由を述べました。 しかも むっちゃ説得力ある~

 さんまの蒲焼き丼


つい わたしのわるいくせで 「それはね、 だれでもさいしょはみんなそうだったって まえに先生も言ってたでしょ」 と流しかけましたが、 言いながら これは はぼの言ってることのほうが 分があるな~ とおもいなおし、 はぼにならって まず結論を。

 「でも はぼの言いたいことはわかったよ。 じゃあ、 こうするのはどう? 1年つづけても やっぱりたのしいことがなくて やめたいっておもったら やめていいよ」


まあ 正直 バレエはどうでもいいのですが、 せっかくはじめたのに バレエがどういうものか知りもせず ちょっとつらいからってすぐやめてしまったのでは たいした挫折体験にすらならないし、 それでも つらくてしょうがなくなれば 前述の はらがいたくなってフェイドアウト作戦に ムスメのカラダが無意識にでてくるでしょうし。


それにムスメがやめたいと言ったからって即やめさせるのでは、 6歳のこどもにじぶんの言動の責任をすべてとらせることになってしまい、 なんのために親がいるのかわからないかなと。


まあ オットがあらかじめムスメの張った伏線 (根回し?) に気づいてくれたからこそ ここまでかんがえられたんですけどね。

 漬け丼



それでも ムスメが浮かないカオをしているので



 「それに 先生はまちがってるとママはおもうな~ はぼは カラダがかたいんじゃなくて レッスンのときには 緊張して かたまってるんだよね~」

と言うと きゅうにうれしそうなカオになり

 「はぼもそうおもう! だっておねえさんに教わって 床でストレッチしてるときには やわらかいもん」

 「ね~ 立って足をあげたり 足をあげて跳んだり そういうののやり方を知らないだけだよねえ」

 「そうなの! おうちで練習する方法がわかったら もっと練習していくのに」


ということで、 バレエの基礎のDVDを買って 毎日ちょっとずつ練習しようということになりました。



どうやら つらくてやめたいという気持ちも本当だとおもいますが、 いまのレッスン場での おみその状態から抜け出たい、 というのが 本人も気がついていない気持ちのようです。


それにしても いつのまにか じぶんの意見をはっきり言えるようになっていて おどろきました。 しかも そのプレゼン力も けっこうなレベル。

ママに言ってくるまえに いろいろシュミレーションしたんでしょうね。


それだけでも バレエに行かせた効果はあったな、 とほくそえむ母でありました。
コメント
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