こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

大人になれない子ども

2005年01月16日 | 教育
NEETという言葉が話題となっています。
NEETとはNot in Employment, Education or Trainingの略。
「職に就いていず、学校機関に所属もしていず、
そして就労に向けた具体的な動きをしていない」若者を指すそうです。
現在、日本にはNEETに分類される若者の数は68万人と言われているとか。
ちなみに、フリーターといわれる人は、200万人以上いるそうです。
このほか、パラサイトシングルなる言葉もありますね。
言われてみれば、私の住む地域や、知り合いにも、
結構います。

これらの現象が社会問題として取り上げられるその理由は、
今の社会構造を変えてしまう、というよりも、
社会がそもそも成立しなくなるおそれが出てきたということでしょう。

NEETを大きく分類すると・・・、
Ⅰヤンキー型
 反社会的で享楽的。「今が楽しければいい」というタイプ
Ⅱひきこもり型
 社会との関係を築けず、こもってしまうタイプ
Ⅲ立ちすくみ型
 就職を前に考え込んでしまい、行き詰ってしまうタイプ
Ⅳつまずき型
 いったんは就職したものの早々に辞め、自信を喪失したタイプ

以上4つの分類ができるそうです。

「ひきこもり」「ニート」「パラサイトシングル」。
社会人として自立できない大人たち(若者)の状況を、
どんな風にとらえたらいいのでしょうか?

自立を阻害する要因は何なのか?
子どもが大人になるための力をつけさせるために、
周囲は、学校は、家庭は、どうすればいいのか?


忌憚のないご意見をお聞かせ下されば、幸いです。





コメント (2)
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