こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

多くのコメントに感謝申し上げます。

2005年01月25日 | 仏教
たくさんのコメントありがとうございます。まだまだ言い尽くせないこともあろうかと思いますが、その都度、ご教導お願いします。

さて、先述では、「学力」という視点から、その捉え方を考えることで、人間の自立をうながすもの、または、自立を阻害するものの原因が潜在するのではないかという推考です。

極めて大ざっぱで粗い表現をしますと、
将来、官僚になる人、公務員になる人、企業人になる人、職人になる人、農業者になる人、漁師になる人、自営業を営む人、教師になる人、宗教者になる人、政治家になる人、・・・さまざまな生き方があるわけですけど、その人の生き方にあった勉学の環境や、人格形成のシーン、総合学習のあり方が整えば、いいねえ、と。理屈の上では言えますかしら。

昔大閑道人さまから教導いただいた言葉に、○○に成ることよりも、○○であり続けることの方が、百倍難しい!と。このためには、日本のよき伝統であった、「弟子師匠」いわゆる師弟関係による人間育成が最も効果的である旨。
 師匠は弟子の将来に全責任を負っていますから、真剣に弟子を育てます。弟子も、師匠から命がけで技や人間性を盗み取ろうとする。ここには、生涯にわたる絆が形成されるわけで、滅多なことで不祥事など起こることがない。この関係性を、学校現場や、親子関係(これは非現実的かな?)に構築できたら・・・。

 今日は、今、話題騒然の「社会保険庁」の長崎事務所主催の講演会でした。関係役人さんの綱紀粛正というのか、礼儀作法からやり直しているらしい。・・・何とも言えない気持ちでした。
コメント (3)
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