こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

② 不偸盗(ふちゅうとう)ということ

2005年06月27日 | 仏教
② 不偸盗
 
「欲しいものを盗んだり、ため込んだりしません」

これは「ふちゅうとう」と読みます。欲しがって盗み取ることです。欲しい

なあと思っても、それ以上行動に移さなければよいのですが、欲望はふくら

むばかり。人の常は、えてして比較して物事を見てしまうこと。欲しがる心

は比べることから生まれ出てくるようです。隣の芝生はきれいに見えます。

よそ様のものがみんな良く見えるし、自分にないものを欲しがる。比べてし

まう癖を反省しながら、偸盗の心をコントロールしましょう。自分のものは

持ってはいけません。与えたものだけが本当の自分のものです。限られた地

球資源を独り占めする時代はもう終わりましょう。小さなことですが、

車のアイドリングは禁止。まずは、足下からですよね。
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① 不殺生ということ

2005年06月27日 | 仏教
① 不殺生

「生きとし生ける生命を殺してはいけません」
でも、食卓の上には、お肉や魚、野菜も果物。
これ、全部いのちあるものです。
ムカデを殺すな!ゴキブリを殺すな!であれば
何とか方策もありそうですが、
私たちが元気に生きていくためには、
食べないわけにはいきません。
限りある地球上のさまざまな命を頂いて、
私達の生命は成り立っています。
生かされて生きていることを自覚し、
かけがえのない自他の命を、
積極的に生かしていくことが、
不殺生に生きるということです。

「いただきます。ごちそうさま。ありがとうございます。」
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