午前中、被災地の復興と被災者の心の平安を祈願して、
お檀家さんが大きな提灯を奉納されました。
正面に聖観音と書かれた朱色の大きな提灯です。
午後2:46には、町のサイレントともに梵鐘と半鐘を鳴らし、
終了後、ご本堂で一周忌の卒塔婆を建てて、
慰霊のお勤めを静かに執り行いました。
各お檀家さんやご信者さん方は、
それぞれの形で祈りを致されていることと思います。
ご本山から配布されてあります「般若心経写経」も、
慣れないことではありますが、
皆さんそれぞれに一生懸命心を込めて写経をされています。
「何かしら支援したい、深く祈りたい」と日頃から思っている多くの人たちが、
これだったら私にもできる、と書き終えた写経用紙を持参するおり、
皆さんは口々にそう言われます。
私たちのこんな具体的な形は、きっと、きっと被災地の万霊をいやし、
被災者の皆さんを元気付けることに繋がるはずです。
南無大師遍昭金剛
平成24年3月11日
潮音院沙門 光洋敬白