こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

田渕俊夫画伯のふすま絵が完成

2008年10月09日 | 仏教

京都市東山七条の智積院講堂に、
東京芸大副学長で日本画家の田渕俊夫画伯の
制作した襖(ふすま)絵60面が完成したとのこと。
四季の息吹を墨の濃淡のみで表現してある。
一般公開は来年以降のようだが、
早く鑑賞したいものだ。
写真のしだれ桜は、智積院興隆委員長から直々に送っていただいた。(感謝)
他にも、静かに立つケヤキ、風に揺れるススキ、などなど。
講堂にいながら、四季の息吹を感じることができそうだ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

六年生の学級通信 小学校陸上競技大会編

2008年10月08日 | 仏教
六年生の学級通信で、
陸上競技大会の成績が掲載されていました。
子どもたちそれぞれに全力を出してがんばったこと、
結果の出た人、そうでなかった人、いろいろだけど、
結果よりも大切なことは、
目標に向かって一生懸命がんばってきたその過程にあるということ、
そんな含蓄のある言葉が述べられていました。
そして、通信の最後には、
「相手を痛めつけて 喜ぶ
 相手を苦しめて 喜ぶ
 相手をはずかしめて 喜ぶ
 相手が失敗すると 胸をなで下ろす

 相手が喜ぶ姿を見て 自分も喜ぶ
 相手が苦しんでいると
 相手が失敗すると
 自分のことのように心を寄せ 身を寄せる」

と、こんな言葉がしたためてありました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仏もアラフォーも省略形

2008年10月07日 | つれづれ
世の中にはよくわからない言葉が満ち溢れている。
頻繁に使われてはいても、
結局よくわからないまま聞き過ごしている場合も多々ある。
今年に入ってよく聞く「アラフォー」という言葉。
中東に新しい神様でも出現したのかしら?くらいの感覚だったけれど、
先日ご法事で歓談しているときに、
団塊世代のおじさんの口からこの「アラフォー」が飛び出したものだから、
こりゃあチトまずいなあ、と感じ、
帰宅後あわててインターネットで検索した。
(素直におじさんに「アラフォー」って何?って聞けないところが
 まだかわいいところ(笑))

35歳から44歳までの(40歳前後)の世代を、
「アラウンド・フォーティー」と呼び、
それを省略した言葉が、「アラフォー」なんですと。
アラフォー世代ってのは、
人生の選択肢が飛躍的に増えた時代に青春時代を送った世代とか。
男女雇用機会均等法や、就職はバブル期と重なって売り手市場。
医療の進歩で高齢出産のリスクが減り、
育児休業などの制度が整ってきた時代。

ま、テレビドラマの影響もあっての流行ワードなんだろうけど、
確かに時代背景を思えば、
このへんの世代をひとくくりで考えることは、
殊に女性にとっては大事なことかも知れない。

言葉って、省略してしまうと、
使いやすいっていう面と同時に、
理解されにくいっていうリスクも背負ってしまう。
長い年月を経ることで定着する省略形は、本物として残り、
そうでないものは沙汰される。
これで良いのかもしれんね。

「仏(ぶつ)」って言葉も、実は省略形。
もとは、Buddhaブッダっていうサンスクリットが、
中国で音訳されて「仏陀ぶっだ」になって、
それを略して「仏」と表記するようになる。
(仏陀=悟れるもの、覚者。)
仏教の世界でも、結構省略した言葉が生まれたようだ。
昔のお坊さんは、日々大量の文書を著述し、
莫大な量の経文を書写していた。
少しでも効率的に作業を進めるための知恵だったのかも知れない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社会勉強

2008年10月05日 | 教育
仕事柄でしょうか、
いろんな種類の会議に出席させていただきます。
そんな中、このごろつくづく思うのは、
会議用に提出された大量の資料を、
短い時間で全体を把握し、
自分は何をどのように発言し、
この会議の落としどころはどんなことなのかまでを、
瞬時に判断し決行できる人のすばらしさ。です。
この会議で、わたしはどんな役割を果たすべきなのか?
を、すぐに承知できる人って、
子どもの頃にどんな勉強をしてきた人なんだろうか?
おそらく、多くの読書をこなし、日々勉学にいそしみ、
長時間の会議に耐えうる体力を培ってきた人なんだろう。
と、そうおもいながら、ポツリと伴侶に語ったところ、
「あのね、みんな多かれ少なかれ社会に出れば、
いろんな職場やおかれた環境の中で、少なからず
会議やディスカッションの訓練をしていくものなのよ。
管理職級の会議ともなれば、そりゃ~百戦錬磨の人たち
ばかりだから、それくらいの技術はみんな身につけてい
るものなの。あなたは、そんな世界では素人なのよ。」
ですと。
あ~、社会勉強がまだまだ不足しているようです。
にしても、体と時間が数倍足りぬ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

常識にこだわらない

2008年10月04日 | つれづれ
境内には4本の柿木があります。
今年は一番小さな柿木に、
最もたくさんの柿のみがなりました。
小ぶりですが、自然な甘みが魅力です。
まだ青い色をした柿のみでも、
十分楽しめます。
さっそくお仏壇へお供えしようと、
一つ一つもぎながら袋へ詰めていますと、
一つだけへんてこな形をした実を発見。
まるでハートの形のようです。
でも、角度を変えるとなんだかクレヨンしんちゃんの
「おしりふりふり~」にも見えてきたりして。
ともかく、何とも愛らしく思え、
只今、茶の間のテーブル中央に鎮座ましまし中。

常識にこだわることなく、
自由な形でありたいと願うこの柿のみを、
しばらくの間 愛でたいと思う今日この頃。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする