こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

クレーン撮影

2008年10月03日 | つれづれ
お寺の山容を鳥瞰的にとらえた写真影像を、
境内の全景図として表示してみようということで、
さっそく「近藤考作所」の社長さんへ相談依頼。
と、客員スタッフのカメラマンしんちゃんに、
クレーンアームのとっ先に搭乗してもらいながら撮影が開始された。
小さなクレーンだけど、
20メートル以上もアームがのびる。
私は、大地にしっかり根ざしつつ、
心配しながら(半分楽しみながら)ビデオ撮影。
たまたま撮ったヒトコマに、
面白い画像があったので切り取ってみました。

できあがった鳥瞰写真は、
後ほど加工の上、全景図になる予定。
滅多にやることはないであろう
クレーン撮影を考案してくれた考作所の社長さんと、
危険なクレーン撮影を快諾してくれたしんちゃんへ心より感謝。



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悩みの秋、読み方いろいろ

2008年10月01日 | つれづれ
仕事柄、比較的たくさんの漢字と接する機会が多い。
お経しかり、戒名しかり。
そんな中、最も難儀するのが、その読み方だ。
お経は、その種類によってきっちり読み方が定まっているから、
それほど悩まないのだけれど、
古文書や古い戒名などを声に出して読む場合、
なんだかおぼつかないことが多々ある。
ご存じのように、
漢字の読み方には、呉音と漢音、唐音がある。
たとえば「行」という字は、ギョウ・コウ・アンという
音読が可能になる。
行間・旅行・行脚というように、
単語が固定されたものであれば問題ないけれど、
全く知らない単語だと困惑きわまりない。
ただ、一応の原則はあるらしく、
たとえば、数字の単位として使われる場合の「万」は、
(マン)と呉音で発声する。
一方、たくさんとかいっぱいとかいう意味で使う「万」は、
(バン)と漢音で発音するそうだ。
一万円、百万円・・・
千客万来、万里の長城・・・
なるほどね。
でも、一つ一つの漢字にまつわる原則を知るには、
これ又たいへんそう。
あ、そうそう。
今朝は、中学校のあるクラスで「平家物語」の一説を
語ってきたんだけれど、
その中に出てきた「太政大臣」という単語。
確か私が子どもの頃学んだ読み方は、「だじょうだいじん」。
でも、自前のテキストには「だいじょうだいじん」。
どっちの読み方で語りゃあいいのか、思わず口ごもって誤魔化した。(笑




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