木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

雑草処理は日々の業務

2023年07月26日 05時21分06秒 | 耕作放棄地

ギラギラとした太陽が照りつける毎日だ。立っているだけで汗みどろとなってくる。正直、逃げ出したいのが本音だが、コツコツと農作業に勤しむのが仲間達。感心せざるを得ない。周囲に感化されて、つい思いも掛けない草刈りや草抜きへとチャレンジする事に。子狸の場合、刈払機を使える面の領域が少ないので、専ら座り込んでの草抜きがメインとなる。仲間は刈払機作業に走る者もあるようだ。作業形態はどうあれ、最終的に残るのが刈り取った雑草の処分だ。放置して溶け去るまで・・・・・・・とのんびり構える訳にもいかない。可能な手法は強制処分たる焼却であろう。日々、野焼きの煙が立ち登ることとなってくる。

先輩方も本日は草刈りの模様だ。全くの偶然で、同じ服装のため同一人物に見えるかも知れないが、大御所と長老のお二人だ。炎天下を厭わず刈払機を振り回しての作業、事故の無いように願いたいところ。暑苦しいと注意力と判断力とが鈍ってくる、雑草中に埋もれた障害物に気付かぬ事例も無きにしも非ずだ。

ベテランの先輩方、心配は不要かも知れないが、ご注意あれ。子狸も刈り取った雑草を積み上げていく。なんぼ暑いとは言え、刈り取って即座に焼却が可能となる訳では無い。少なくとも1週間程度は乾燥期間が必要で、作業を遅らす原因でもある。古竹など可燃物が存在すれば、青草の焼却も可能だが、早々都合良くは運ばない。太陽の恩恵に頼らざるを得ないのだ。

当地の日中気温は30度~35度程度、日によっては36度を超えることも。体温と同様状態だから、作業自体が困難なのは当然かも知れない。可能な対策は短時間の作業と木陰への逃げ込みとを反復することだろうか。それと繰り返しの水分摂取だ。直射日光の照りつけから熱中症、引き続いての熱射病への展開は、何としても避けたいところ。予防に徹するしか無いでしょう、何処かの地域では農作業で倒れ、不帰の客との事例もあるようだ。

仲間達の健闘を眺めつつ、子狸の状況は木陰での座り込みが日々多くなる。仲間達の奮闘ぶりに刺激され、作業に勤しみたいところだが暑さには至って弱い。限界値が低いのは了解してるので、無理をしない程度に留めている。歩みは遅いが、ボチボチと継続していくつもりだ。永遠に続く暑さも存在しないだろう。

 

 

 

 

 

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リュウゼツランの開花

2023年07月25日 05時24分38秒 | 余話

知人からの情報提供だった。又聞きの更に又聞きの情報らしく、真偽の程は微妙だが・・・・・との条件付きだった。何でも数十年に一度しか咲かない花があり、しかも当地で開花中だとか。聞き捨てならない情報だ。色々調べていく内に詳細が解ってきた。名称は「リュウゼツラン」という植物で、30年から50年程の寿命があり一生に一回のみ花を咲かせ、開花・結実で生涯を終えるとか。つまり数十年に一度しか開花への遭遇のチャンスは無いのだ。その希少な機会が、今、目の前に存在するとは。何としても訪問して撮影しなければ・・・・・・・となるのは必然でしょう。

情報によると、現場は当地の河内長野市、清見台と日東町とを結ぶ連絡橋の近くらしい。早速車を走らせ、現地へ。探し回ったら、現場は清見台1丁目、上述の連絡橋(東中学校への通学路らしい)へと下る階段の根本付近だった。住宅地の道路際である。詳しくは画像でご確認いただくとして、ともあれ清見台1丁目を最初のターゲットとされたら望ましいかと。

リュウゼツランは始めて聞く名称だし、無論、存在自体も存じなかった。通常の1メートル程度の茎高かと思い、探すも見当たらない。ヒョイと目に付いたのが画像の花、花茎が8メートル近くもある。根元付近はアロエに似た状態であり、中心部から1本の花茎が伸びて枝に小さなバナナの房にも似た存在が。花と言うより未だ蕾の段階なんだろう。いわば開花目前、といった状況ではあるまいか。開花を捉えるには、もうしばらく通う必要がありそうだ。

清見台の団地も開発されて40~50年になろうかと思う。推測だが、開発時の工事関係者か最初の住人の方かが植え込まれたのでは無かろうか。季節が巡って時期を迎え、長い眠りから目覚めたものであろう。開花・結実した後は生涯を終えるとか。再び花と再会できるのは数十年の後の時代、当然ながら世代交代した次の世の住人達だ。

<清見台から日東町方面、画面中央奥の建物が東中学校です>

完全な開花にはもうしばらくかと思えますので、興味のある方々には訪問のチャンスはアリでしょう。最短ルートをご紹介しておきます。電車は南海高野線で最寄り駅は「三日市駅」、下車後観心寺方面へとバス道路(目印はファミマ)を登ること10分~15分程度。頭上に連絡橋が現れます。右横へと階段を上り、上り切った場所が清見台の1丁目、件の現場です。

 

 

 

 

 

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灼熱からの逃避

2023年07月24日 05時35分38秒 | 耕作放棄地

朝から重たい暑苦しい空気が漂っている。青空が広がって、見た目には快適そうなんだが、空気感が重いのだ。ムッとした気怠い感覚とでも言うのか・・・・・・。やはり風が無いのと気温が高いのとが原因なんだろう。農園についてザックを下ろせば作業開始なんだが、なかなかそんな気にもなれない。重い腰を上げ、刈り取った雑草類に火を着ける。焼却しながら残りの刈り取りを継続しようと考えたのだ。程なくして長老もご出勤、作業開始かと思いきや5分程で引き上げだ。暑苦しさに耐えられず、野小屋へと逃避行の模様。

温度計を眺めて見たら、朝の早めなのに30度を超えている。上述のように風が無く空気が淀んでいるのが大きな要因だろう。当地は西風が強いのだが、本日は無風状態だ。雲も無く、太陽は直接的に照りつけてくる、ギラギラと・・・・・・と言う形容詞がピッタリの状況だ。首にはタオルを巻き付けているのだが、流れ出す汗で湿っぽくなり、交換の必要性も。コンテナの上に配置したカメラやテルモスが強い熱を帯びて触れられない程だ。危険な状況かも知れない。

出動した以上はと焼却を続けるが、暑い上に火の番と来て、すぐさま木陰へと逃げ帰る。子狸の耕地は、おかげさまで灌木が茂りだして僅かながら木陰を作り上げている。専ら暑い時木陰へと逃避するようにしている。作業自体は厭わないのだが、昨今の暑苦しさには耐えれそうに無い。逃げるが勝ちというもの、限界まで我慢しないことだ。長老の逃避行もある意味当然なこと、直射日光→熱中症→熱射病・・・といった展開は避けたいもの。

余りの暑さに耐えられず、逃げ出すことを決定。収穫作業のみ行う事にした。実ったトマトやキュウリをもいでいくのだが、作物が熱を持つ程だ。トマト、ナス、ピーマン、マクワウリ、ミニトマトを収穫、早々に引き上げる事に。農園に到着して1時間もたっていない。これまでで最短の滞在時間だろう。長老に声がけしてから・・・・・・と思ったが、彼も避暑中の模様だ。

夏場はお天気には恵まれるのだが、暑さの故か作業には集中出来かねる。作業半分、休息半分、取れれば上出来な時間配分だろう。熱中症で倒れれば元も子もない。限界まで突っ走らないで逃げだすのも作戦の内かも。獲物をぶら下げて駐車場の車までたどり着けるか、途中での休憩が必要かも・・・・ですね。

 

 

 

 

 

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7月の花園

2023年07月23日 05時25分03秒 | 耕作放棄地

既に何度かご登場願ってるので、ご存じとは思うが、「千早の忍者」氏が今回の主人公である。ご記憶の方は思いだして欲しいが、楽器を引っ提げて老人ホーム巡りを行っている奇特な御仁だ。彼の特徴は、野菜栽培では無く花々の育成に徹していること。つまり彼の耕地はお花畑なのだ。推測だが、訪問時の手土産代わりかと思っている。季節毎の花々があれば人々の気持ちも和むというもの、花が存在する場面が望ましいだろう。花々に囲まれ、にこやかな笑顔のかっての若者達が嬉しそうにしている中、彼や仲間達の演奏が続いている場面をご想像いただけたら。

彼の得意とする楽器はギターと何というか目新しい楽器とである。名称は不明だが、クラリネットとピアニカとを合体したような楽器だ。演目は多岐にわたり、クラシックに童謡、ラテンに演歌それに民謡・・・・・・・と多分野に及んでいる。最も得意とするのはフォークソングであろうか。昭年40年代、一世を風靡した名曲達である。青春時代のまっただ中にあった時代背景でもあるだろう。斯く言うと彼の年齢層がバレてしまうが、まあお許しを。

演者の紹介に走ってしまうが、花園の運営には彼の育ってきた時代と環境とが深くコミットしているのでは・・・・・とも思えるのだ。時代ごとに核となった年齢層、時折の変動の主役でもあったのだろう。混乱と変革が続いて、安心立命の境地とは縁遠かったのかも知れない。花々の育成は束の間の安息だったのかも。違ってたら御免なさい・・・・・だが、そんな想像を微かに持っている。

彼の花園は狙ったわけでも無いだろうが、今回は不思議と赤色系の花に染まったようだ。詳しい名称は不明だが、栽培花の植え込みであろう。存じているのはオニユリとカンナ位、レパートリーが狭くて申し訳無いです。農園の野草でもあるヤブカンゾウとも似通っているが、不思議とヤブカンゾウの毒々しさは見当たらない。同じ赤色オレンジ系だが、別物と感じてしまう。子狸の選り好みが強すぎるのかも・・・・ですね。ともあれ彼の花園は満開状態、時間が許せば是非にお立ち寄りを。

彼の花園で最も期待してるのが「コウテイダリア」、秋色の青空に映える姿は見事です。ピンクの大輪の花が待ち遠しいのは多くの方々も同じかと。もうしばらくの辛抱でしょう。育成には困難を伴うとか、演奏の合間の花育て、ご苦労様です。

 

 

 

 

 

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インゲンの解体

2023年07月22日 05時50分01秒 | 耕作放棄地

子狸と例の百姓候補生氏だが、作業時期と作業内容とがほぼ似通ってくることが多い。別に合わせた訳でも無いのだが、耕地が隣同士と言う事情もあって意識し合い、タイミングが同様となりやすいのだろう。今回はインゲンの解体作業だが、同日の同内容となってしまった。画像の上段が彼の作業風景、後段画像が子狸の作業状況である。同じ作業とは言え、かなりの違いも生じているだろう。具体的には手順の違いや形態の相違或いは進捗程度など、それなりの癖があるようだ。世間では個性ともいうそうな。

両者の画像をみられて、とっさの判断は、状況が整っているのとヤブ状態なのとの評価ではなかろうか。無論、彼の耕地は整理整頓されており、子狸の耕地がヤブ状態なのは言うまでも無い。彼の性格は石垣直角君に近く曲がったことが大嫌いな模様だ。反して子狸の方は良く言えば融通無碍、俗に言うちゃらんぽらんのタイプで細部には拘らない。この違いが、耕作場面にも出現したようだ。ともあれ彼の丁寧な作業状況には叶わないので、真似はしないようにしている。

彼の解体作業が始まったが、インゲンを裁断して除去し、ネットはそのまま再利用する模様。彼の使用してるネットは某100均ショップの製品、結構丈夫な品で再利用や再々利用も可能だ。反して子狸のネットはいわゆるキュウリネット、再利用はほぼ困難だ。当然ながらインゲンのツルごと切り裂きとなってくる。焼却場直行だ。後段画像が子狸の現場だが、インゲンを除去した跡地である。画像で見ても荒れ果ててる状況が一目瞭然かと。

両者の違いは生育途中の雑草処理にあるのだろう。彼の作業は繊細で丁寧だ。耕作物の周囲にはほぼ雑草が見られず、暑さに負けない作業状態が作り上げる風景だろう。子狸の場合、刈払機を使える草刈りは得意だが、中腰での手鎌による抜き取り作業は苦手だ。どうしても作業に遅れが生じ、日時の経過で現場風景が異なってくるのだろう。

性格の相違を嘆いても始まらない。与えられた条件下で工夫を凝らすだけだろう。ボチボチと参りますか。インゲンを解体するのは同じ事だが、跡地利用は異なるのかも。彼の場合、ネットを活用したツル性の植え込みとなるようだが、子狸の該当地は耕耘機で耕してしまう予定だ。秋ジャガの植え込み地あたりが相当かな。そういえば、あと一ヶ月もすれば冬野菜の種蒔きが始まる、日時の経過は思いもよらぬスピードだ。光陰矢の如し、歳月は人を待たず・・・・・・だろうか。許された持ち時間も、かなり少なくなってきたようだ。

 

 

 

 

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