稲荷神社
稲荷神社の創建について、詳しいことはわかっていませんが、往古は荒神社・辨天社とあわせて四人山(よんにんざん)の守り神として、この地にお鎮まりになられたもので、古図にも見えていることにより、かなりしっかりしたお社であったようです。
荒神社と辨天社は現在なくなってしまいましたが、この地は、山の上の方にあるために、毎年日照りが続くと米が稔らず、村人がこの地に集まって毎夜雨乞いの祈りをしたのです。その祈願が終わる日の夜、白髪の老人が現れ、「私は御食津神(みけつかみ)と言います。私は食物を支配する神ですから、この地に私を大切にまつれば、百年の間は水に悩まされることはなくなるでしょう」と申され、姿を消してしまわれました。
これを聞いた村人たちは、この白髪の神の申されたとおりに、祠を作り、稲のなる社として「稲荷神社」と名付け、この地の氏神として大切にまつり、現在に至っているのです。
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