アートプラス京めぐり

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人物045  新島 八重

2020年02月21日 18時38分33秒 | 他府県

同志社の創立者、新島襄の妻・八重(通称・八重子)のゆかりの新島旧邸。

この屋敷に50年以上八重は住んでいた。

京都でキリスト教の学校を作る新島の難事業を助け、また欧米流の生活を実行した彼女への、世間の逆風はすごかったでしょうが、自分を失わず筋を通した。すごい女性だった。

八重の一生は青春時代から幕末維新の動乱に巻き込まれるなど、波乱に満ちていた。1845年(弘化2年)、現在の福島県・会津若松市の鶴ヶ城ほ本拠とする会津藩の砲術指南山本家の長女として生まれた。17歳上の兄に、後に京都府顧問となり、また同志社創立を助けた覚馬がいた。この覚馬が佐久間象山に砲術、蘭学を学ぶなど進取と科学的精神にあふれていた。京都守護職を命じられた藩主・松平容保に従って覚馬は京都入りし、禁門の変では大砲隊を指揮して活躍した。この兄の影響を強く受け八重は、文武両道を男性同様に学び、西洋の科学や知識についても優れていた。

続く戊辰戦争(1868 慶応4年) 鳥羽伏見の戦いで幕府軍が敗走、失明状態の覚馬は捕らえられ、八重の弟の三郎は戦死した。さらに江戸開城、会津戦争と展開、鶴ヶ城攻防戦で八重は弟三郎の遺品の装束を着用、男装し戦闘に参加した。

傷病者看護など後方支援だけでなく、七連発銃を連射して城外に夜襲をかけた。捕虜となった八重は女性と分かり返された。

一方京都では捕らわれの身で覚馬は「管見」という意見書を著し、新政府の高官に注目され、1869年(明治2年)に京都府顧問に就任、京都博覧会の開催、京都中学や療病院舎密局女紅場などの設立促進などで指導的立場になった。

そこへ覚馬の無事を知った両親や八重らが合流して、京都生活がはじまる。八重は女紅場の教師兼舎監に着任。1874年(明治7年)、米国から帰国した新島は、翌年京都で覚馬らと同志社英学校を設立した。八重はその次の明治9年、洗礼を受け、結婚式を挙げた。これが京都で初めてキリスト教式の洗礼であり、結婚式だったという。この2年後に新島邸が新築された。

新島夫妻は1878年(明治11年)に新島邸に引っ越ししている。木造二階建て。

八重は襄の永眠後も1932年(昭和7年)、88歳で病没するまでここに住み、お茶を教えたりしていた。外出するときなどは、会津出身の学生に留守番を頼むなど故郷とのきづなを大事にした。

 

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  人物016 佐久間象山

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  舎密局・ オランダ語の 『化学』   跡  

  道標左0136  哲学の道・新島襄墓地登り口・冷泉天皇陵

 

  長徳寺

 

  新島襄 旧邸  22歳の時アメリカへ密航した

  女紅場  我が国最初の女学校

  

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ニュース009  カラスの種類 と 被害

2020年02月21日 11時53分07秒 | ニュースいろいろ

代表的なのは  ハシブトガラス 、 ハシボソガラス

                太い                   細い

 

1    ハシブトガラス

ハシブトガラスは日本で最もよく見掛けることのあるカラスで、名前からも推測できる通り、くちばしが太いのが特徴です。
 
上部のくちばしがアーチ状にカーブしており、その大きなくちばしで様々なものをくわえることが可能となっています。
 
また、くちばし以外にも頭の毛が特徴的で、羽毛が逆立ち、まるでモヒカンのようなシルエットをしています。
 
好奇心が強い性格で人にも簡単に寄り付いて来て、凶暴な個体だと人間に襲いかかってくることも珍しくありません。
 
鳴き声は聞き慣れた「カァーカァー」と言う、ごくごく一般的な鳴き声です。
 
ハシブトガラスの特徴

生息地:都心部
性格:好奇心が強い
鳴き声:「カァーカァー」
見分け方:くちばしが太い・頭部の逆毛

 

2    ハシボソガラス

ハシブトガラスに次いで見かける機会の多いカラスが、こちらのハシボソガラスです。
 
周りに自然環境が一切ない場所では見掛けることが少ない種類ですが、畑や田んぼがある地域であれば、毎日でも目にするカラスとなっています。
 
先に紹介したハシブトガラスよりも体がひと回り小さく、ハシブトガラスに餌を横取りされたり、威嚇・攻撃されることも珍しくありません。
 
しかし、ハシボソガラスは学習能力が極めて高いカラスとしても有名で、車に木の実を割らせて食べたり、数字も6まで認識できる知能を持っています。
 
用心深い性格ですが人間に懐く個体も少数ながら存在し、餌をあげられる仲になると色々な拾い物を持ってやってくるようになります。
 
鳴き声は「ガーッガーッ」と鳴き、いかにも鳥と言うような鳴き声です。
 
ハシボソガラスの特徴

生息地:田畑や農耕地の周辺
性格:慎重
鳴き声:「ガーッガーッ」
見分け方:くちばしが細い

 


3    コクマルガラス

コクマルガラスは日本で見ることのできるカラスの中で最も小さな種類で、その大きさは大きな個体でも鳩ほどの大きさしかありません。
 
体が白黒のツートーンカラーとなっており、カラスを見慣れた人が見てもカラスの仲間だとは思わないでしょう。
 
ただ、体の色は個体差があり、全身が黒の羽毛で覆われた黒色型も居るので、見た目の色だけで種類を判断することは難しいと言えます。
 
慎重な性格なので中々鳴き声を近くで耳にする機会は無いと思いますが、「キュウキュウ」ととっても可愛らしい声で鳴いてくれます。
 
生息場所も冬季に九州地方に飛来するのみですので、なかなかお目にかかれないレアなカラスです。
 
コクマルガラスの特徴

生息地:九州地方(冬季のみ)
性格:慎重
鳴き声:「キュウキュウ」
見分け方:体が小さい・白黒カラー(個体差有り)・生息場所

 


4    ミヤマガラス

ミヤマガラスは大抵群れをつくって飛んでおり、種類の違う別のカラスと群れを作ることもあるおおらかな性格のカラスです。
 
越冬のために日本に飛来し、九州・本州西部を中心に全国各地で見掛けることのある種類となっています。
 
特徴的なのはそのくちばしで、成鳥になるとくちばしの根本の毛が抜け落ち、灰褐色のくちばしへと姿を変えます。
 
鳴き声は「ガァーガァー」と優しめの声で鳴いてくれますが、ハシボソガラスとも似た鳴き声です。
 
ミヤマガラスの特徴

生息地:森林や農耕地
性格:おおらか
鳴き声:「ガァーガァー」
見分け方:群れで飛行・くちばし根本の色(成鳥のみ)

 


5   ホシガラス

茶色い地色に白いたくさんの斑点があります。
 
斑点模様は個体差がありますが、ホシガラスは非常に珍しいカラスで、針葉樹の豊富な広大な土地にしか生息していません。
 
登山の最中に偶然見掛ける。と言うこともあるそうですが、一般的には野鳥観察に出掛けたり、飼育されているホシガラスでなければ見ることはできないでしょう。
 
用心深い性格で、その可愛い見た目とは裏腹に「ガーッガーッ」と言う力強い声で鳴きます。
 
ホシガラスの特徴

生息地:針葉樹の豊富な山岳地帯
性格:慎重
鳴き声:「ガーッガーッ」
見分け方:茶色い地色に白い斑点模様

 


6    ワタリガラス

ワタリガラスは日本で見ることのできるカラスの中で最大級の大きさのカラスで、ハシブトガラスよりも一回りほど大きな体を持っています。
 
特徴的なのはその鳴き声で、「カポポッカポポッ」と独特な鳴き方を行います。
 
日本では北海道で冬の渡り鳥として例年観察が可能ですが、その他の地域で見ることは難しいでしょう。
 
比較的好奇心の高い性格で、知能も高いカラスとして位置付けられています。
 
なんでも、スウェーデンの大学研究チームによると人間の4歳時に相当する頭脳を持っているんだとか・・・。
 
ワタリガラスの特徴

生息地:北海道(冬季のみ)
性格:好奇心が強い
鳴き声:「カポポッカポポッ」
見分け方:体の大きさ・鳴き声・生息場所

 


7     カチガラス(コウライガラス・カササギ)

カチガラスは様々な別名を持っているカラスで、コウライガラスやカササギとも呼ばれることもあります。
 
白黒のカラーリングに併せ、長い尾羽が光沢のある青や碧色に輝くのが特徴の美しいカラスです。
 
美しい見た目とは裏腹に気性は荒く、鳩ほどの体の大きさにも関わらず、トンビなどの大きな鳥にも威嚇を仕掛けるほどの気強い鳥です。
 
また、鳴き声も見た目とはギャップがあり、ハスキーボイスで「カシャカシャ」と鳴く、変わった鳴き声を披露してくれます。
 
カチガラスの特徴

生息地:九州地方
性格:気性が荒い
鳴き声:「カシャカシャ」
見分け方:白黒のカラー・鳴き声・生息場所・長い尾羽・尾羽の色

 

困ったなぁ  佐賀市中心部に近年、カラスの大群が飛び回り自治体関係者を悩ませている。特に秋から冬にかけて急増し、ユーラシア大陸から越冬のために渡ってくる「ミヤマガラス」がねぐらに利用していると見られる。同市は箱わなで駆除を試みるが、抜本的な改善には至らず知恵比べが続く。なぜこんなに多いのか。

困ったなあ  令和2年2月 青森県 八戸市 カラス撃退にはカラスの声 八戸で実証実験始まる