カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

鏡に自分の姿を映そう

2016-11-03 | Science & nature

 野菜の無人販売や、オフィスの料金箱へ投げ銭するようなコーヒー・メーカーなどで、小銭の持ち合わせが無かったなどの理由なのかどうか知らないが、無銭で失敬する輩というのは一定数いるらしい。相手の善意に期待して、あえてそういうシステムを採用している立場の人からすると、なんだか悲しい現実を思い知らされることになるということだろう。ヒトは性善説にあらず、ということまで思い及ぶ人もいるかもしれない。
 かといって自動課金する装置を作ったり、人間が常駐するような経費もかけられない。いっそのこと止めてしまうというのも世知辛い。せめて継続できるくらい被害を少なくできないものだろうか。
 一般的に知られているのは、第一は防犯カメラの設置だろう。近年の記録媒体は膨大になっているので、撮りっぱなしでもかなり放置できる。もっともカメラ自体を壊される等の二次被害の可能性も残るが。また、そういう大仰なこともしたくない、という心情もあろう。
 人の目を巨大化させて壁に貼り付けるというのも効果があるらしい。見られているという意識が、そのような不正を押しとどめる効果があるのだろう。目だけではかなり不気味だから、人の顔(ポスターなんかだろうか)でも少しくらいは効果があるという。他人の目の意識は、出来心防止になるのは間違いなさそうだ。また、鏡があるのも悪くないらしい。不正を働く自分の姿を見るのは、耐え難いことなのかもしれない。
 受験生の机に鏡を置くと、休憩時間が短くなるというデータもある。一日のスケジュールを守れないような人の机を鏡の前に置くと、スケジュールを守るようになるとも言われている(実際仕事がはかどるという実感のある人が多いらしい)。経理担当者の机のそばには、必ず鏡が必要かもしれない。
 ちなみに女性の多くは鏡を前にして化粧をされている訳だが、まあ、それは不正とはちょっと関係ないのでしょうね。失礼いたしました。
コメント
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