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公立高校 段階的に推薦入試 廃止へ 参考用

2020-03-24 07:40:23 | 日記
先日、地元新聞が、公立高校が段階的に推薦入試の廃止を発表しました。
※あくまでも、私の在住する地元の話です
進学校は、実は、推薦入試は、もうすでに廃止。
なぜ廃止にに踏み切ったのか?

ひとつは学力低下。
私が、地元の進学校に事務として勤務していたころ、推薦入試方式は開始したばかりでした。
主には、調査書、面接、作文で評価されます。
体育系は、実技もあります。
そもそも目的は、「個性を認める特色入試」でした。
ところが、ふたを開ければ、中学校も進学率を上げたいがため、
「この学校にふさわしい模範的生徒」を高校側が望んでいるにもかかわらず、
合格ラインぎりぎりの生徒を押し込んでくるという実態があります。
そのため、推薦入試も一般入試も落ちる生徒がいます。
また、そういう生徒が、多いと、学校側も指導が大変になり、
合格ラインも随分下がるという実態に。
高校の合格ラインが下がれば、大学進学も、以前と比較し、
学校が宣伝するような進学先に進学する生徒が減少。
特に実業高校は、半分は推薦で合格という、
一般入試をする生徒(大学入試でも言えます)の勉強の邪魔になる事も出てきました。
やはり進学先が決まれば、浮かれてしまうのでしょう。

もうひとつは、中退の増加。
以前も書きましたが、学力とマッチングしていないため、
勉強についていけないということも出てきています。
留年し、登校拒否→中退という生徒が増加しました。
ただし、ほかの学校に編入すれば、中退とはならず、
自治体のホームページでも、編入の仕方を記載しています。

そして一番は、教員の負担。
やはり入試が2回あるのは、大変です。

そして、この推薦入試、実は、ずいぶん前から決まるようです。
私はてっきり、秋ぐらいに決まるのかと思っていたら、
3年生になるぐらいから、学校側は把握するようです。

以上、推薦入試の廃止についてでした。