今回の最低賃金据え置きはハッキリ不況に突入したことを象徴する事件である。
どうせオリンピックの後にはこうなることは予想されていたのでオリンピックが開催されていれば少しは救われたのだろうが現実はなかなか厳しいものである。
結局危機に際しては先延ばししかできないのだなとあきれもするが、それでのらくらごまかして平成の30年は乗り切ったのだから、ある種の成功体験なのだろう。
まあ考えようによっては日本の人口が半減でもすれば少しはコンパクトシティーとかなんやらが進むだろう。
ただ何世代かは受難の世代となるのが残念だし、生まれた年代を呪うしかあるまい。
本当には効率的能率的である理由がないから何も進まないというだけだ。
ただその過程で芸術や文学などは一度壊滅するだろう。
数百年後に豊かさを取り戻した世代が文芸復興を成し遂げるのだろうが、我々の世代はひたすら衰亡の過程をみせられることになるだろう。