kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

「白熱教室@東京大学」をテレビでみて

2010-09-26 23:45:04 | 日記
我が家もなかなか白熱した議論を展開した。
父が携帯電話の料金プランを悩んでいるというのだ。
2年契約を前提とすれば基本料金を半額とするといった感じのサービスを各社が行っている。
もし、2年契約をして、例えば月2000円の基本料金を1000円に下げてもらう。
しかし、父が1年で死亡したとする。
この場合、残りの契約期間はどうなるのか。
残された親族が契約を引き継がなければならないのだろうか。
携帯会社は「いいですよそのくらい」とか言ってくれるのだろうか(どうせ残額12000円だし)
とはいえ、それは月々電話を維持し、契約者のみならず全体のユーザーを増やして通話量(通話料)を増やしてモトを取るという
ようなビジネスモデルのはずなので、単に12000円を払う/払わないというのも違う気がする。
であるから、誰か親族が名義変更して利用するというのが筋なのだろうか。
おっと、違約金というのがあるのだった(だいたい10000円くらい)。
この場合、死んだ父は違約をしたことになってしまうのだろうか。
自らの選択で携帯電話会社との約束を違えるつもりがなかったのに、違約者(こんなコトバあるのか?)にされてしまうのだろうか。
そしてブラックリスト(?)に載せられてしまうのか。
まあ、この場合は死んでいるから関係ないと言えば関係ないが、それは名誉の問題だ(笑)

今夜は、もう雨もひどいし寝るとするか。


やりなおし教養講座

2010-09-23 23:42:02 | 日記
「やりなおし教養講座」(2004年)
村上陽一郎の半自伝的というか雑談風に教養論を語るというもの。
その中で、大江健三郎の現代の日本社会に対する嘆きについて触れ、それ自体として間違ってはいないかもしれないが、時代を作ってきた人間のひとりとして嘆くだけでは無責任ではないかと言っている。

そんなものを読み進めながら思い出したのは、秋葉原の殺傷事件である。
たまたま色々な業界の人達に意見を聞く機会があった。
彼らのこの事件に対する反応はいろいろあったが、単に嘆いたり憤慨するいい歳の人も多かったのだけれども、このような時代を招いてしまった責任の一旦は自分達にもあるという考えの人たちもいて、妙に印象に残った。


「知的生産ワークアウト」実行にて思い出すこと

2010-09-23 21:51:53 | 日記
新聞記事を書き写すという作業を通じて思い出すのは、堺屋太一の短編小説集「破断界」のことだ。
何十年前の小説か覚えていないが、「団塊の世代」の少し後くらいの作品のはずだ。
そのなかに、ある図書館に毎日通う老人の話が出てくる。


背広姿の老人は、毎日一心不乱に図書館の新聞(日経のはず)を広げて何やら書いている。
その男が気になったある職員が、老人は何者なのか、そして毎日書いている文章は何なのか調べだす。
内容は驚いたことに、新聞記事の丸写しなのだった。
そして、いつも身なりを整えた老人はすでに会社を定年退職し年金暮らしなのだった。
職員が老人に関する興味を失った頃、産休を取った別の職員の代わりに臨時職員が来た。
その臨時職員は、他の利用者が老人が新聞を丸1日独占していて利用できない旨の苦情を聞く。
老人が新聞を購読できないほど貧しいのだと同情した臨時職員は老人に自費で新聞を提供し始める。
いつしか老人は図書館に姿を見せなくなり、のちに職員は老人が自殺したことを知るのだった。

そんな内容だった。
なんだか不思議に味わいのある話だった。



「知的生産ワークアウト」を読む

2010-09-11 00:33:00 | 日記
奥野宣之著「仕事の成果が激変する 知的生産ワークアウト」(2010年)
ひどい本を何冊か読んだあとだったので、久々にまともな本を読んだ気がする。
著者が試行錯誤七転八倒いろいろやってみて、そうして得られたエッセンスをお伝えしますって感じである。

”あなたが逆転するための73のメニュー”のなかで面白かったもの
23・新聞一面の六〇〇字コラムを毎日書き写せ
49・眠気に備えてカバンにカフェイン錠剤を入れておこう

天声人語に代表されるコラムって600字だったのか(著者は日経の春秋を推奨)。
まずそれを知らなかった。
所要時間をあらかじめ計算することができて、いつのまにか大きな力になっているっていう感じがいい。
日本語だけじゃなくてあらゆる外国語に応用可能だな。

カフェイン錠剤の存在も知らなかった。
”会議や研修は眠いのが常です。”(206ページ)
この言い切りかたが凄く、それだけでスカッとする。
”僕が体験したひどい会議の中には、何十分も会議資料を読み上げるのをずっと聞いていなければならないというものもありました。これは寝るなというほうが無理です”(同206ページ)
笑いすぎて腹が痛くなりそうだ。
オレなんか3時間の経験あるぜ、とか変な張り合いをする輩が続出するだろう。
・・・・錠剤をうまいこと飲むのにコツが要りそうだけど。