一昨年であったか新入社員歓迎会とかいうものに出たくないと言い張る新入社員が出現したことで、ついにそういう人たちを採用するまでに追い込まれた会社に少しだけ同情するとともに、年配者の私は率先して欠席することで後進の模範となることにした(笑)
なので飲み会自体は思い出にしかないのだが、それまでのいわゆる飲みニケーションが役に立ったかと言えば、特にそうも思わない。
なぜならもともと緩い職場で、読書もせず今時地上波テレビに夢中な人たちなので、職場の雰囲気がほぼ飲み屋でばか騒ぎしているような調子だからだ。
基本的にはブラック企業と呼ぶべきところで、拘束時間と報酬がまったく釣り合いがとれない。だが、労働密度そのものはあまり高くない。新規参入の魅力もないので競争相手もいない。勤務時間が世間と少しズレているため通勤ラッシュと無縁。ゆえに疲れないけど稼げないという、何とも困った状態にある。
こういう職場は極端だとは思うが、普段は激烈に働いて勉強もして、それに相応しい報酬をもらい、たまにはみんなで騒ぐか!というような職場なら、きっと盛り上がるはずである。
職場が退屈な人たちばかりで退屈の延長戦だからでたくないというのが若い人の本音なのではないか。