スカパーで一気に全10話放送していて、一度もみたことなかったのに、ついつい1話を偶然見始めたら夕方までダラダラと。
天気も悪かったし。
平成元年1989年と2020年を行ったり来たりして大量殺人と無実の父親が大量殺人犯にされないよう息子がやたらメソメソしながら奮闘する話である。
父親が未来の免許証をみて「平成32年まで有効」とか新しいお札のデザインとか気づく場面があるが、その前に免許証が小さいとは思わないのか?
主人公が警察に捕まりそうになり免許証と未来の新聞スクラップなどをまとめたノートを放り投げるくだりがあるが、保険証は未来に戻ったときにタンスの引き出しに入っているというのはご都合主義としても、それこそお札や小銭、のちのち大合併したあとの銀行キャッシュカードとか、衣服の洗濯マークとか、細かいことはどうなっているのか、スマートフォンが電波を受信することでもともとの時間に帰ったことを知るのだが、そのスマートフォンは警察に調べられなかったのか?
犯人の告白をICレコーダーを再生して平成元年の警官に聴かせて父の無罪を晴らすのだが、当時はICレコーダーなどそもそもあったのだろうか、カセットレコーダーが一般的だろうし、、、SONYのウォークマンはリモコン付きイヤホンが登場して驚いたような記憶があるが。
ワープロは内蔵感熱紙プリンターを使うのが主流、インクジェットは貴族の道具(笑)
3.5インチフロッピーディスクはまだまだ高く1枚1枚大事に使う時代。
5.25インチのパソコン用フロッピーディスクは大分価格がこなれていたように思う。
ワープロ専用機のファイルにメーカーごとに互換性がないから、いったんファイルコンバータでPCのTXTファイルに変換してやりとりした覚えがある。
校長先生の好きなアイドルが70年代後半のそれ、当時の小学生だって分からない。何がしたいんだ。
平成元年の家にファミコンとかないのかなあ。
田舎なのに新聞配達が自転車なのか?
むしろ都会でないと成立しないだろう。
モクモクと白煙をあげるツーサイクルエンジンの新聞配達が普通で、エンジンオイルを浪費しないスーパーカブは少しだけ贅沢だった気がする。
消費税とか話題にならないのかなあ。
警官の懐中電灯ってあんなに古かったっけ?
ウチには当時クリプトン電球のマグライトがあって、そいつはLEDにアップグレードして今も現役。
ミニマグライトはLED化は高いから、そのまんま。
天気予報は当時はミリバール云々言ってたなあ。劇中ではまったく出ないけど。
平成元年、時代は大バブル期、、、の雰囲気全然ないなあ。タバコ吸ってる人すごいいたよね。特に田舎は1箱130円の「わかば」とか。ゴールデンバットとかハイライトとか安いブランドたくさんあった。
消費税前の買い溜め、酒税改正のためトリスなど買い溜めするひととかいたよなあ。
特定の時代を描く作品はどうしてもツッコミどころ満載というか、まあ20世紀少年とかもそうなんだけど。
携帯はないけどポケベルはあったから、小道具で出ないかなあと思ったら見事に出ない。
あとはアントニオ猪木よりラオウの我が生涯に一片の悔いなしのほうが子供にウケると思うけど。
などと余計なことばかり考えていたら話が終わってしまった。
真犯人は犯罪者の家族の汚名に苦しんできたというが、その真犯人を切り捨てて生きてきた父親を介護しに故郷に戻ってきたという話は無理がある。その父親は盲目になったらしいが認知症になったらしい描写はない。莫大な遺産が発生する見込みで、音信不通の息子を探したという説明やら設定もない。普通なら死亡しても遺体引き取りすら拒否するのが縁を切った親子である。
ファンタジーだからってタイムスリップ以外はもうちょい現実味が欲しかった。
大量殺人と冤罪を防いだのに犯罪者の娘であることを隠すため顔も名前も変えたはずの姉ちゃん普通に大団円ラストに普通に登場(笑)
兄ちゃん30年後も坊主(笑)
細かいことは気にしてはいけない、楽しんだもの勝ちだと学びました。