kosakuの雑念

英語とか読書とか覚書メモとか思ったことなど

政治家とスキャンダル

2017-10-12 13:22:02 | 日記
必ずと言っていいほど、一見正論に思えることを唱える人たちがいる。

いわく、能力があれば(不倫などの)多少の問題には目をつぶるべきだ。

人格を問えば、日本に政治家などひとりもいなくなる、などといった具合である。これはある種の世間知らずなのではないか。

人格と能力と情熱を兼ね備えた人間は1億2000万の人口なのだからたくさんいるはずである。


勝者の呪い

2017-10-10 11:54:23 | 日記
リチャードセイラー氏がノーベル経済学賞だそうだ。

勝者の呪いとかいう著作はなかなか衝撃的で、オークションにおいて落札できたということは、それはつまりあなた以外誰もそれにそれだけの金を支払う価値を感じなかったからだ云々と書いてあった。

なるほど、だから自分が高く買って満足している商品がある日投げ売りされているのを見ると悲しいのか。

ゲームニクスとは何か の感想

2017-10-06 02:04:44 | 日記
電子書籍化が2015年なので、割と最近のゲーム事情でもわかるのかと思ったら何と2007年の本を電子化しただけというものでまんまと出版社に一杯食わされてしまった。

ファミリーコンピュータ用ソフトのスーパーマリオブラザーズとドラゴンクエストについての考察が主要な内容であり、ハードウェアも含めたゲームデザインが勝利の要因としている。

なぜかこれらが出現した年が突出した人口を抱える団塊ジュニア世代が12歳前後という社会情勢にまったく言及しておらず、その年のベストセラーがスーパーマリオ攻略本だったことも触れていない。

確かに遊びやすいゲームだし、本体と同時に買うのに安全牌として選ばれている感があったと思う。

しかしほぼ同世代といえる たけしの挑戦状 などのベストセラーなどは全く出てこないし、都合の良い部分だけ抜きとっている感もある。

良い事もたくさん書いてあるんだけど、エクセレントカンパニーを今読んでいるような微妙な感じが否めなかった。




希望の党と製品差別化競争

2017-10-06 01:44:03 | 日記
製品差別化競争とは、用法が拡大解釈されてしまっている感があるが、私の理解では、コストパフォーマンスなどといった本質でまったく勝負をしない企業間の競争形態である。

携帯電話大手各社がまさにそれで、各社ヘンテコリンなテレビコマーシャルばかり打ち出していて、料金は横並びで、端末にもほとんど差がない。

それでいて大部分のユーザーは格安会社に乗り換えることもなく、各社業績は好調のようだ。

それほど知名度は強いのだ。

明確な争点を作らずに、かつての野党のように安全保障政策についてイリュージョニストのような妄言も言わず、あくまでリアリストであるが、アイディアリストの要素もあると上手くアピールし続けることができれば、かなりの戦果を記録すると思う。

あとは国民がジャイアントキリングを見たいと思うかどうかだろう。