今回は、カラタネオガタマ(唐種招霊)だ。モクレン科の花木でバナナのような香りがする。カラタネ(唐種)は中国原産の意味で、日本原産のオガタマノキ(招霊の木)と区別するためについた名前。因みに日本原産のオガタマノキ(招霊の木)はサカキ(榊)のように神事に用いたので神道の「招霊(おぎたま)」からオガタマに転化したものと言われる
<2020年5月14日>
自宅の鉢植えに、初めて、2輪咲いた!
◇ これ、2019年5月に若松(高塔山)のものから挿し木したものが根付いたのだ。とても嬉しい。
◇ ん? 一輪しかないぞ! うむ、花は1~2日しかもたない。一番高い枝の先端に咲いた最初のは、もう、散っている。
ズームしていく。
◇ うーむ、僕の顔の方が目立つ。
◇ 左は、ボクの胸毛だよ。ジャマと言わないでね。
◇ ほー、こんな花なんだ。色合いは地味だね。
◇ モクレンと同じく6枚の花弁。直径3㎝程度で、小さい。ちょっと勉強しておこう
【カラタネオガタマ(唐種招霊)】
◇ モクレン科オガタマ属の花木。別名「トウオガタマ(唐招霊)」
◇ 原産地:中国。渡来時期は江戸時代~明治初期。
◇ 樹高は4m程度。
※日本原産の「オガタマノキ(招霊の木)」は20mを越える。
◇ 開花期は4月~5月。モクレンより小さな3㎝の花を咲かせる。
◇ 花の色はクリーム色。なお「ポートワイン」などの赤色の品種もある。
挿し木の元の木を見てみる
<2019年5月13日ー若松・高塔山>
◇ボクの後ろの木がそうだよ。
◇ ボクは、つい、(目立つ)フキの葉を見てしまった。ここ、フキノトウを紹介したところでもあるよ。
フキノトウ:Link先 → 小次郎と春の草花ーフキノトウ(蕗の薹)ー
◇ 葉の方が目立つね。
◇ これ、開きかけ。1~2日で散るので、次から次へ、咲いては散ることになる。桜の様に満開はないんだね。
次に美咲が丘の木を紹介する。
<2019年5月03日 ー美咲が丘ー>
◇ どの木かわかる? ボクの後ろの一番高い木だ。ちゃんと、許可を得て撮っているよ。因みに、電柱の横にある木は“ザクロ”。以前、紹介済みだよ。
ザクロ:Link先 → 小次郎と果物ーザクロ(若榴)ー
カラタネオガタマは、花が咲いているの? うむ、ズームしていく。
◇ うん? つぼみみたいだな。花は?
◇ おっ、あった。色が赤いねえ。多分、ポートワインと呼ばれる品種だろう。
別な角度で見てみよう。
◇ うーん、この角度でも、花はどこだ?
◇ ちょっとピントがずれているなあ。ん? ピントがずれているって、ボクのことじゃないよね!
(お終い)
小次郎と春の草花5-カラタネオガタマ(唐種招霊)-