春の訪れを感じさせる花にモクレン(木蓮)がある。赤紫の花が美しい木蓮だが、真っ白な花もある。こちらは「ハクモクレン(白木蓮)」だ。
<2019年3月5日>
◇ 白木蓮は樹高20mに達するので、これは、まだ幼木と思う。今年も、花のつきかたがイマイチ。
◇ 花の様子を、一枚にまとめてみた。3月5日の時点では蕾が多いが、開いているのもあった。 順次、見てみよう。
◇ ランプのようだ。これ、まだ、蕾?
◇ 少し開きかけている。
◇ これ、開花と言えよう。 木蓮の特徴として“花が上を向く”そうだから、花の形状が見えにくい。うーん、まだ、2m程度の樹高だから、何とか上から撮影できないか?
◇ 手を伸ばして、適当にシャッターを切ってみた。ん? 二枚の葉? うーむ、別は花を撮ってみよう。
◇ こちらは葉が見えない。さっきのは萼(がく)? 因みに、白木蓮の花弁は9枚。 ※ 右下に、ボク(小次郎)の頭が写っているのが分かるかな? ここで、木蓮について勉強しておこう。
【モクレン(木蓮)】
◇ モクレン科モクレン属 ※ 紫と白をよく見かけ、同じ「属」だが「モクレン(紫)」と「ハクモクレン(白)」は以下の違いがある。
・モクレン:花の色は赤紫、花弁は6枚、樹高は4~5m、
・ハクモクレン:花の色は白、花弁は9枚、樹高は~20m。
◇ 原産地:中国。平安時代には渡来。元々は頭痛や鼻炎に効く漢方薬と植えられていた。
◇ 開花期:3月~4月 モクレンの花の色は外が赤紫、内側は白。
【名前の由来】
花の姿がランに似ており中国では「木蘭」と呼び、それが「もくらん」→「もくれん」に変化した。漢字が「木蘭」→「木蓮」へ変化したのは江時代で、見立てる花が「蘭(らん)」から「蓮(はす)」に変わったことによると言われる。
<2016年3月14日>
2016年は、幼木にもかかわらず、しっかり咲いていた。思い起こしてみる。
◇ 結構咲いている
<2018年3月22日>
2017年と2018年は、いずれも殆ど咲かなかった! 比較の写真を示す。4月以降に若葉がしっかりでているので、枯れてはいない!
【写真一覧】
◇モクレン(木蓮) 福岡県糸島市 2019年3月5日、2018年3月22日、2016年3月14日
◇ミモザ 福岡県糸島市 2018年3月12日
◇ナノハナ(菜の花)福岡県糸島市 2019年3月6日、2016年3月6日、2015年2月25日
◇マンサク(満作)北九州市若松区高塔山 2018年2月26日、3月6日
◇小さな沈丁花 福岡県糸島市 2018年3月9日、12日
◇白のジンチョウゲ(沈丁花)福岡県糸島市 2019年2月24日、2018年3月6日
◇ジンチョウゲ(沈丁花) 福岡県糸島市 2019年2月24日、2018年3月6日。
小次郎と春の草花 ーモクレン(木蓮)ー