今回は、若松高塔山のサザンカ(山茶花)だ。北九州市若松区の高塔山には「仏舎利塔」があり、そこにも立派なサザンカが植えられている。因みに「仏舎利」とは、仏教の開祖である釈迦の「遺骨。仏骨。遺形(ゆいぎょう)」をさす。
<2017年12月29日>若松区・高塔山
◇ 仏舎利塔のサザンカ。仏舎利塔の入り口を示すように咲いている。
まずは、仏舎利というの全景をみてみよう。※ネットより(サザンカの時期じゃないよ)
◇ 小次郎にズーム。ん? 小次郎が目立ち過ぎ。若松区高塔山の「仏舎利塔」について勉強しておこう。
【高塔山 仏舎利塔(ぶっしゃりとう)】Wikipedia、他
地元住民の熱心な活動により、1957年(昭和32年)釈尊入滅2500年を記念し、インドのネール首相より贈られた仏舎利(釈迦の遺骨)を祭るこの仏舎利塔が建てられた。 ここから玄海遊歩道が始まり、石峰山地の尾根を経由して頓田貯水池のある響灘緑地へ続く。
【響灘緑地】
響灘緑地は、複雑な水際線がリアス式海岸を思わせる広大な頓田貯水池を中心に山林、原野、海浜等変化に富んだ自然景観がひろがる、「水・緑・そして動物たちとのふれあい」を基本テーマにした北九州市内最大の公園。春はネモフィラもキレイ
ネモフィラはこちら リンク先 → 小次郎と春の草花-ネモフィラ-
◇仏舎利塔と響灘緑地の位置関係
◇響灘緑地の全景と屯田貯水池
【ネール首相】
マハトマ・ガンディーと共ににインド独立運動の著名な指導者。1947年に独立を達成したインドの初代首相。娘のインディラ・ガンディーは第5代・第8代首相、孫息子のラジーヴ・ガンディーは第9代首相となり、一族は「ネルー・ガンディー王朝」と揶揄される。
【仏舎利塔(高塔山)】出展:「若松仏教会主催 灌仏会(花まつり)法要厳修(2023/4/30)」より引用
◇お堂内に設置された花御堂。花御堂:花祭りに釈迦(しゃか)誕生時の立像(りゅうぞう)を安置する、花で飾った小さいお堂。
◇花御堂内の誕生仏。御釈迦様がお生まれになった時には甘露の雨が降ったという故事から、誕生仏には甘茶を柄杓でおかけする。
話しがそれた、サザンカに戻ろう・
敷地の入り口にも大きなサザンカがある。
◇ 見事に咲き誇っている。
◇ イヤー、見事だね。 小次郎はどこだ? ちょっとズームアウトしてみる
◇ お、小次郎がいた。 今度は、花をしっかり見てみよう。
◇サザンカの花びらは通常5~7枚だそうだが、大輪、広弁、一重、八重など多様らしい。これは、半八重のサザンカ? 改めて勉強しておこう
【サザンカ(山茶花)】Wikipedia、他
◇ ツバキ科・ツバキ属の常緑広葉樹。別名ヒメツバキ(姫椿)、イワハナビ(岩花火)。童謡『たきび』の歌詞に登場する。チャドクガの発生が庭木としてのツバキやサザンカの最大の欠点とも言われる
◇ 原産地:日本
◇ 開花期:10月中~2月 花は、花の色は紅、淡紅、紅白、桃、ぼかし、斑入り、覆輪など華やかで、花の形も大輪、広弁、一重、八重など多様。
※ 園芸品種は、「サザンカ群」「カンツバキ群」「ハルサザンカ群」の3つに分けられています。「サザンカ群」は野生の山茶花に近い品種で、10月から12月にかけて一重や半八重などの花をつけるという。
◇ 由来は、中国でツバキ科の植物の「山茶(さんさ)」が語源。この漢字の読み方が「サンサカ」と訛り、その後、音位転換してサザンカとなったといわれる。
【ツバキとサザンカの区別】
違いは「花の時期」と「散り方」で区別する。 なお、花の時期については、早咲き/遅咲きの品種があるし個体差もあるので、散り方が一番分かり易い。
◇開花時期:サザンカは、秋~冬に咲く。一方、ツバキは、初春に咲く。
◇散り方:サザンカは、花びらがパラパラとちる。一方、ツバキは、花の頭ごとボトッと落ちる。
◇ 高塔山の他の場所にも沢山咲いている。
◇ 花を通してみる山間もいいもんだ。
◇ 空を見上げてみた。
【写真一覧】
◇ サザンカ(山茶花) 北九州市若松区 高塔山 2017年12月21日撮影
小次郎と冬の草花 2 - サザンカ(山茶花) 仏舎利塔 -