今回は、アザミ(薊)だ。撮影は、5月(春)だが、初夏~秋にかけて咲く種が多いらしいので「夏の花」としておく。田んぼや空地で紅紫色の球状の花がきれいだ。調べると、アザミは“総称”で、ノアザミ、フジアザミ、オニアザミなどの総称だそうだ。そう言えば、スイセンも総称だったね。
<2023年5月10日> 美咲が丘三丁目
◇ なにアザミだろう? ネットで調べてみた。多分、「ノアザミ(野薊)」だと思う。 全景からみていこう
◇ 近くの空き区画だ。ここ、ツクシがあった場所でもある。
◇ ボク(小次郎)がジャマだって? 分かったよ、花に着目していいよ、フン!
◇ ネットで調べると、(九州に分布するのは)「野アザミ」、「浜アザミ」、「立アザミ」、「筑紫アザミ」で、一番普通に見られるのは「チクシアザミ(筑紫薊)」とのこと。区別はむずかしそうなので、勝手に、『筑紫アザミ』と思うことにする。
【アザミ(薊)】
◇ キク科アザミ属、及びそれに類する植物の総称。和名を単にアザミとする種はない
◇ アザミの種類は沢山あり、日本だけでも60種類ある。(似ていて分類が難しい!)
◇ 開花時期は4~7月。
◇ 花の色は、紫、ピンク、白
※ “白”は、紫の「野アザミ」の突然変異種で珍しい。四つ葉のクローバみたいなもの? 一度見つけてみたい。
【由来(諸説あり)】
◇ 沖縄の八重山の方言で「トゲ」を意味する「アザ」に、植物名に多い接尾語「ミ」が付いた説。
◇ 花の色の紫と白とで交たる(あざみたる)ところからとする説。
◇ 「アラサシモチ(粗刺持)」の意味とする説。等
◇ 漢字の「薊」は「草冠+魚+刀」からなる字。「魚」はトゲトゲした骨を表すので、『トゲがあって刀のように刺す草』を表す。
以前見つけたのも紹介
<2017年5月11日> (散歩の)田んぼコースにて
<2018年5月5日>(散歩の)田んぼコースにて
<2018年5月20日>(散歩の)田んぼコースにて
【あざみの歌】
パパは、アザミを見つけて、「山には山の~♪~」の歌を口ずさんでいる。(パパは)倍賞千恵子の歌が記憶に残っている、と言っている。帰って歌詞やエピソードを調べてみた。※ネットより抜粋引用
◇ 詩は、横井弘(当時18歳)が、疎開先の長野・下諏訪の八島高原で、野に咲くアザミの花にみずから思い抱く理想の女性の姿をだぶらせて綴ったと言われる。※ 日本の歌ふるさとの歌百選にも選ばれ、八島高原には歌碑が建っている。
◇ - 歌詞 -
山には山の 愁いあり 海には海の 悲しみや
まして こころの花ぞのに 咲しあざみの 花ならば
高値の百合の それよりも 秘めたる夢を ひとすじに
くれない燃ゆる その姿 あざみに深き わが想い
いとしき花よ 汝はあざみ こころの花よ 汝はあざみ
さだめの径は 涯てなくも かおれよ せめて わが胸に
◇ 曲は、「さくら貝の歌」を作曲した八洲秀章が、新たに作曲した曲に合う、歌詞を探して、(たまたま見た)横井の詩を「これ以外にない!」と直感したという
お終い
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