今回は、ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)だ。“ケシ(芥子)”と名前がつくと、(阿片の原料のアルカロイドを含んいる)栽培禁止のケシ?! と心配になるが、他のヒナゲシ(雛芥子)と同様にアルカロイドを含んでなく禁止対象ではない。もっとも、農地などへ侵入して「難防除雑草」となっているらしい。因みに、(禁止の)セティゲルムに非常に似ていて、花では見分けがつきにくく、葉で見分ける必要があるという。
<2020年5月2日> 美咲が丘3丁目
◇ 三丁目のお家の塀と歩道の隙間に生えている。この花、爆発的に拡散しているという。
みず咲公園の近く
◇この時期、花と果実が混在している。
※ 果実は梅雨時に小さな灰黒色の種子を大量に成す。一つの果実に1600粒、一つの個体で100の果実なすこともあり、15万粒の種子と持つことになるという。
◇こんな花なんだ。勉強をしておこう
【ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)】※出典:Wikipedia、他
◇ ケシ科ケシ属の一年草、又は越年生植物
◇ 原産地:地中海沿岸。日本へは輸入穀物などに紛れて渡来したと推測されている。
※ 1961年(昭和36年)に東京都世田谷区で初めて確認された。以後、群馬県、福岡県などにも広がり2000年以降には全国へ爆発的に拡散した。
※ 2016年以降は駆除を呼びかけている自治体もある。
◇ 草丈は、15~80㎝。
◇ 開花期は4月~5月
◇ 花の色は、赤色、もしくは肉色と評されるオレンジ色。
【禁止のケシ】
◇ ソムニフェルム
「草丈:100㎝~150㎝」「開花期:5月~6月」「花の色:赤や白など様々」
◇ セティゲルム
「草丈:30㎝~100㎝」「開花期:4月~5月」「花の色:紫が多い」
【禁止されていないケシの特徴】
1 茎に粗毛が生えている
2 葉が茎の下部から出ている
3 葉の縁の切れ込みが深い。
改めて、ナガミヒナゲシを見てみよう。
お終い
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