暮 楽 花 人 の 風

  ★暮らし・花とハーブと手作りを楽しむ★手作り工房「暮楽花人の風」のスタッフがお届けします。

夏の展覧会めぐり

2007-08-11 09:10:41 | Weblog
         8月10日 


厳しい暑さが続いている今年の夏ですが、おもしろそうな展覧会があり、出かけて見ることにしました。

まずは、国立新美術館で行われている「日展100年展

          

日展の前身1907年に始まった「文展」時代の作品から、1980年代の作品まで、

日本画・油絵・彫刻・工芸・書など、時代を追って111点が展示されていました。

夏休みとはいえ、思ったよりもゆっくりと見ることができました。

音声ガイドも聞きやすく、たっぷり2時間楽しめました。

ただ冷房がきつく、すっかり冷え切ってしまったので、外のテラスで温かいコーヒーを。

  

奪われた体温をチャージするには、とても気持ちのいい場所でした。

この展覧会は9月3日まで。8月26日までは、六本木ヒルズと国立新美術館を結ぶ

 シャトルバスが運行されています。(美術館が休館の火曜日を除く)


次は渋谷のBunkamuraへ。

ギャラリーでは、「音のかたち展2007」と題する作品展が開かれていました。(14日まで)

陶芸・皮工芸・ビーズ・ガラス・木工などなど、さまざまなジャンルの作家が作品を出しています。

私のお目当ては、ヴェネチアンガラスの作品。

 

ちょっと見えにくいのですが、中にイルカや珊瑚のモチ-フが浮かび上がって、

とてもきれい。



   珊瑚の中には、LOVEの文字が隠されています。見えますか?

さりげなくこんな仕掛けのあるプレゼントをもらったら・・・

嬉しいだろうなぁ・・・と、若かりし頃に思いを馳せてしまいました。

この他に、雪の結晶や花、馬などのモチーフもあり、どれも細部にこだわりのある素敵な作品です。

作家の中田昌秀さんとも、いろいろなお話ができ、楽しい時間を過ごすことができました。


Bunkamuraのミュージアムでは「ルドンの黒」という展覧会が開かれていたので、

こちらにも寄って、帰路に着きました。

夕方の渋谷は異様な暑さ。

熱気の塊の中にいるようで、息苦しい感じさえします。

ヒートアイランドを実感することになりました。

毎日暑い暑いとは思っていましたが、都心の暑さに比べれば、

まだまだ過ごしやすいのだと教えられた気がします。

やっぱり、山や川や自然の力に恵まれていることに感謝です。