工房八重の部屋

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大念仏狂言を千本えんま堂に見に行き、迫力ある土蜘蛛に感激!

2011年05月05日 | Weblog
連休の時期は、京都市内の壬生寺、清涼寺、千本えんま堂、神泉苑の4つの寺院で、

同時期に、大念仏狂言が開催されていて、鑑賞出来ます。

今回は、千本えんま堂に行ってみましょう!

1時に開演なので、15分前に行ったら、後に席が空いていて、座ることが出来ました。

5日の昼は、6つの演目があり、千本えんま堂は、無料なのが嬉しいです。

大念仏狂言は元々は、一般の人にもわかり易く、仏の教えを説くために始められた

ものでしたが、時がたつにつれて、能や狂言などの、他の芸能の影響を受け、

ユーモラスな演劇となり、庶民が主役になった、庶民の伝統芸能とのことです。

●無言で、鐘太鼓と笛で、演じられるパントマイムのような狂言!

●話言葉で、演じられるもの、●謡のセリフで演じられるもの

5日に鑑賞した6つの狂言には、この3つがすべてあって、最後の大念仏狂言の

ハイライトの土蜘蛛まで、最後までいて、3時間半にわたり鑑賞して、楽しみました。

土蜘蛛は、以前から見たかった狂言で、土蜘蛛が糸をだすのは、迫力あり、期待通りの

感激の狂言でした。

境内には、名物の八重桜の普賢象桜や黄木香(きもっこう)が満開でした。

千本しゃか堂大念仏狂言の文字をクリックすると、ホームページにリンク出来ます。


5日1時からの演目


えんま庁   無言のパントマイム狂言


悪太郎   話言葉で演じるので、わかりやすい


末廣   話言葉で演じるので、わかりやすい



叔母ケ酒   話言葉で演じるので、わかりやすい
酒屋の叔母に、おいが訪ねてきて、美味しい酒をご馳走してもらえないので、
おいが一計を考え、鬼に化けて、酒をご馳走してもらい、飲みすぎて酔っ払い、
ばれて、叔母に、ほうきで追い回されるという、ユーモラスな狂言


叔母が鬼を怖がっている!


芋汁   子供が母親から、芋汁を作るように言われる。 子供がすり鉢で芋をすり
作る間に、両親は酒盛りし、酒に酔って、寝てしまう。
泥棒が入り、暗闇のなかで、着物など泥棒をするが、気づいた子供がすり鉢などで
退治する、ユーモア溢れた、無言のパントマイム狂言!


泥棒が暗闇のなか、物色しているシーン


土蜘蛛   家来が、土蜘蛛に松明をかざしている


抵抗する土蜘蛛


蜘蛛の糸


家来に土蜘蛛が退治された


境内には、普賢象桜とキモッコウが満開でした。


キモッコウ


八重の普賢象桜