秋田県横手市十文字町の地産地消デリカテッセン「紅玉」の「何にも専務」です。
12月9日に東京で「
カスタムレストラン HITOYO」さんとコラボイベントを開催する事になったことは、以前ブログでお伝えしたとおりです。
「
地方食材を楽しむ夜 秋田県横手市」という、地方食材にクローズアップしたイベントです。
今回様々な地元食材をお料理するのですが、今この季節様々な秋冬の食材がある中で、東京の皆様に是非ご紹介したいと思っているのが「芋の子」。
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▲これが採れたての芋の子
横手で今の時期のご馳走と言えば「芋の子汁」であることに異論は無いでしょう。
芋の子とは主に山内地域で採れる里芋の俗称ですが、種芋が特別なのか、土が良いのか、とにかく粘ります。
この粘りが芋の子の命!
粘らない芋の子などは、オチのない漫才みたいなもので非常に「残念」です。
「孫芋」が美味い、いや「子芋」だ、とか、土付きのまま保存すると良い、いや蒸かして冷凍保存だ、とかの芋の子談義は尽きる事はありません。
小学校では秋に「鍋ッこ遠足」という、子供たちが芋の子汁をつくる遠足まであるくらいですから。
遠足でつくる芋の子汁ですら、子供たちが味噌派と醤油派が分かれ、飽くなき論争を繰り広げる位、秋田県南部では根付いている食文化です。
遠足でのルールでは「芋の子」は家で煮て持って来る事になっていましたが、あれはおそらく各家の煮方が異なり、煮え具合でケンカがおきるかもしれないからではないでしょうか?
当店では、この時期芋の子を「山内芋の子の揚げ煮」や「芋の子のコロッケ」にしたりしています。
今回のイベントでもやはり芋の子を使う事にしました。
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▲まずは蒸篭で蒸します
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▲蒸すと皮が剥けやすい
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▲こんな感じでペロペロ剥けます
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▲すっかり一皮剥けた芋の子たち
この芋の子の良さはそのネットリとした粘り。
そして味の濃厚さが際立っています。
その味わいを実感する為に当社のハリマさんが早速試食。
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▲カプッといきます
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▲思わず笑みがこぼれる美味さ
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▲こんなにネバる!
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▲「堪えられねっすなー」
とろけるような食感は他の里芋では決して味わえない感覚です。
その芋の子を是非ご紹介したくて、東京で「山内芋の子の揚げ煮」を実演し、お客様に食べて頂く事にしました。
どんな反応があるかとても楽しみ。
オラほの『食「財」』味わってたんせ!
デリカテッセン&カフェテリア 紅玉
〒019-0509 秋田県横手市十文字町梨木字沖野66-1
TEL 0182-42-5770
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秋田県横手市十文字のデリカテッセン&カフェテリア
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