もう、ロシアによるウクライナ侵攻は、開始以来、無差別攻撃の連続であった、と言えたと後世の歴史家は書くでしょう。
いや、現時点で、多くの歴史家や軍事専門家らですら、そのように評価されつつあります。
貴方も貴女も納得されるかと存じます。
本当に、ロシアとその子分達である中朝韓やベラルーシなどのカルマは、本当に深い!!
そのような中、10月11日15時49分にFNNプライムオンラインがmsnにて、「「すべての道はクリミアに通ず」米国供与のハイマース射程内に入ればクリミア奪還で全てが終わる?」の題にて、【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】氏の論評を次のように伝えました。
『「すべての道はクリミアへ通ず」
(中略)
こんな前書きではじまるツイッターが10月2日アップされた。
投稿者は2018年まで米陸軍欧州司令官をしていて、今はシンクタンク欧州政策分析センターの戦略研究の責任者をしているベン・ホッジス退役中将でツイッターはこう続く。
「ウクライナの反撃は不可逆的なはずみがついている。まもなく彼らはクリミアのロシア軍の基地をハイマースの射程内に収める地点まで達するだろう…それらの基地は防衛不能になる…そうなるともはや時間の問題だ」
「すべての道はローマへ通ず」という仏の詩人ラ・フォンテーヌの言葉を引用したものだが、本来は「ある目的を達成する手段はいくつもあるが、一つの真理はすべてのことに通用することをいう」(Imidas)。
そうであればホッジス中将は「ウクライナがロシアに勝利するにはいくつもの手段があるが、クリミアの奪取がすべてを決着させる」つまり「ウクライナ紛争はロシア軍をクリミアから撃退することで終わる」と予言したわけだ。
クリミアは2014年にプーチン大統領が不法にロシアに編入させ、今回編入を強行したハルキウ州など4州よりもロシア化が進んでいることやロシア海軍にとって貴重な不凍港セバストポルがあることなど戦略的にも重要な拠点だ。
そこでロシアはあらゆる手段を講じても死守するだろうと考えられ、ウクライナも攻略は手控えるのではないかという見方が有力だったので、このホッジス予言は意外に思えた。
そう思ったのは私だけではなかったようで、英紙「デイリー・メイル」がホッジス中将にインタビューをして同中将が考える今後の予測記事を5日の電子版に掲載した。
それによると、現在ウクライナ軍は次の3方向からロシア軍を攻撃しているがそれはずべてクリミアの解放を目指すものだとホッジス中将は見る。
●まず現在南部戦線で主力部隊がヘルソンを攻略中。ヘルソン奪還後クリミアへ進軍する。
●東部では第二戦線がドンバス地方の解放を目指しているが、その役割はロシア軍の補給を断ちながら最終的には主力部隊と合流してクリミア攻略に参加する。
●この間、ウクライナの「虎の子」の予備役の部隊が東西に長く伸びたロシア軍の防衛戦を分断するように攻撃をしたのちクリミア攻略に参加する。
それでもクリミアへの攻略は熾烈を極めるだろうと考えられるが、ホッジス中将はウクライナ半島が米国が供与した高機動ロケット砲ハイマースの射程内に入ればプーチン大統領も諦めざるを得ないことになると予測する。
これまでウクライナ紛争の展開は全体像が見えにくかったが、これで各地の戦闘の意味が理解できるようになり情勢判断をし易くなった。
そうした折に起きたクリミアとロシア本土を結ぶケルチ橋の爆破は、ロシア軍の退路を断つことにもなるわけで、ウクライナ側がそれを狙ったとすればクリミア攻略は予想以上に加速しているのかもしれない。』
なるほど、なかなか興味深い論説ですね。
既にG7各国もウクライナを交えて同日夜にオンライン会談を開催しています。
同日深夜、首相官邸HPが「G7首脳テレビ会議についての会見」の題で次のように岸田文雄首相の会見を公開しました。
『(G7首脳テレビ会議の内容及びロシアに対する新たな制裁などは協議内容に含まれていたのかについて)
まずは、先ほどまでG7のテレビ首脳会議を開催しておりました。所要1時間半少々でした。冒頭、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、現在のウクライナの状況について説明があり、そして改めてG7とウクライナの連帯を確認する、こうした議論が行われました。その後、G7メンバーでの議論が行われ、まずはウクライナの民主的で繁栄した未来を確保するために、引き続きG7で結束をしていくこと、こうしたことを確認いたしました。その中で私の方からは、昨日、そして本日のウクライナ各地へのロシアの攻撃、これは民間人や民間施設への攻撃であり、いかなる理由であれ、これは正当化することができない、強く非難する旨述べ、そしてウクライナにおける住民投票と称する行為、あるいはロシアによる違法な併合、これは認められない、こうした旨発言いたしました。またロシアによる核兵器の威嚇、ましてや使用もあってはならず、ウクライナを新たな被爆地にしてはならない、これを改めて強調いたしました。そして、強力な対露制裁とウクライナ支援の継続、この重要性を指摘した上で、日本が90のロシアの個人・団体への資産凍結措置、これを新たに講じたこと、これを紹介いたしました。加えて最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射を踏まえた国際社会による対応の必要性、また核軍縮のモメンタムの維持・強化の重要性について提起し、ヒロシマ・アクション・プランに基づいて一層取組を強化していく、こういった説明を行いました。
本日の会合を踏まえて、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くべく、今後もG7各国との間で緊密に連携していきたいと思います。
そして今後の制裁については、今後の状況、あるいはG7を始めとする国際社会と連携する中で、適切に日本としても対応していきたいと考えております。
(日本として新たにウクライナへの支援物資の供与などの考えがあるかについて)
ウクライナ支援については、日本も国際社会と協調し、今日まで継続して支援を続けております。今後、G7、EUあるいはドイツが中心になってウクライナ復興会議等も予定されています。こういった会議に貢献することを通じても、更なる支援も考えていかなければならない、そういうふうに思っています。
(実際にロシアが核兵器を使用する可能性について)
いや全くこの状況は、予断は許されません。状況を深刻に注視しなければならないと思います。しかし、77年間、世界は核兵器の使用をずっと止め続けてきたわけです。この核兵器不使用の歴史は継続しなければならない。これは強く思っておりますし、今日の会議においても発言いたしました。』
岸田文雄首相にとって、正に正念場、頑張りどころでしょう!!
蛇足ながら、同日23時16分にこのG7オンライン会談にて、共同通信が「「ロシアと対話できず」とウクライナ大統領」の題で次のように短く伝えました。
『【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、先進7カ国(G7)首脳オンライン会合で「未来のないロシアのリーダーとは対話できない」と述べ、ロシアのエネルギー分野への制裁強化を訴えた。』
正に、正に正しい正論です!!
あなたも納得、ロシアとその子分共を黙らせる「全ての道はクリミアに通ず」!!
岸田文雄首相、決断を!!

10月11日深夜、官邸にてウクライナのゼレンスキー大統領(画面モニター左下)を交えたG7オンライン会談を行う岸田文雄首相(右端)
出典:首相官邸HP
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貴方も貴女も納得されるかと存じます。
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そのような中、10月11日15時49分にFNNプライムオンラインがmsnにて、「「すべての道はクリミアに通ず」米国供与のハイマース射程内に入ればクリミア奪還で全てが終わる?」の題にて、【執筆:ジャーナリスト 木村太郎】氏の論評を次のように伝えました。
『「すべての道はクリミアへ通ず」
(中略)
こんな前書きではじまるツイッターが10月2日アップされた。
投稿者は2018年まで米陸軍欧州司令官をしていて、今はシンクタンク欧州政策分析センターの戦略研究の責任者をしているベン・ホッジス退役中将でツイッターはこう続く。
「ウクライナの反撃は不可逆的なはずみがついている。まもなく彼らはクリミアのロシア軍の基地をハイマースの射程内に収める地点まで達するだろう…それらの基地は防衛不能になる…そうなるともはや時間の問題だ」
「すべての道はローマへ通ず」という仏の詩人ラ・フォンテーヌの言葉を引用したものだが、本来は「ある目的を達成する手段はいくつもあるが、一つの真理はすべてのことに通用することをいう」(Imidas)。
そうであればホッジス中将は「ウクライナがロシアに勝利するにはいくつもの手段があるが、クリミアの奪取がすべてを決着させる」つまり「ウクライナ紛争はロシア軍をクリミアから撃退することで終わる」と予言したわけだ。
クリミアは2014年にプーチン大統領が不法にロシアに編入させ、今回編入を強行したハルキウ州など4州よりもロシア化が進んでいることやロシア海軍にとって貴重な不凍港セバストポルがあることなど戦略的にも重要な拠点だ。
そこでロシアはあらゆる手段を講じても死守するだろうと考えられ、ウクライナも攻略は手控えるのではないかという見方が有力だったので、このホッジス予言は意外に思えた。
そう思ったのは私だけではなかったようで、英紙「デイリー・メイル」がホッジス中将にインタビューをして同中将が考える今後の予測記事を5日の電子版に掲載した。
それによると、現在ウクライナ軍は次の3方向からロシア軍を攻撃しているがそれはずべてクリミアの解放を目指すものだとホッジス中将は見る。
●まず現在南部戦線で主力部隊がヘルソンを攻略中。ヘルソン奪還後クリミアへ進軍する。
●東部では第二戦線がドンバス地方の解放を目指しているが、その役割はロシア軍の補給を断ちながら最終的には主力部隊と合流してクリミア攻略に参加する。
●この間、ウクライナの「虎の子」の予備役の部隊が東西に長く伸びたロシア軍の防衛戦を分断するように攻撃をしたのちクリミア攻略に参加する。
それでもクリミアへの攻略は熾烈を極めるだろうと考えられるが、ホッジス中将はウクライナ半島が米国が供与した高機動ロケット砲ハイマースの射程内に入ればプーチン大統領も諦めざるを得ないことになると予測する。
これまでウクライナ紛争の展開は全体像が見えにくかったが、これで各地の戦闘の意味が理解できるようになり情勢判断をし易くなった。
そうした折に起きたクリミアとロシア本土を結ぶケルチ橋の爆破は、ロシア軍の退路を断つことにもなるわけで、ウクライナ側がそれを狙ったとすればクリミア攻略は予想以上に加速しているのかもしれない。』
なるほど、なかなか興味深い論説ですね。
既にG7各国もウクライナを交えて同日夜にオンライン会談を開催しています。
同日深夜、首相官邸HPが「G7首脳テレビ会議についての会見」の題で次のように岸田文雄首相の会見を公開しました。
『(G7首脳テレビ会議の内容及びロシアに対する新たな制裁などは協議内容に含まれていたのかについて)
まずは、先ほどまでG7のテレビ首脳会議を開催しておりました。所要1時間半少々でした。冒頭、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加し、現在のウクライナの状況について説明があり、そして改めてG7とウクライナの連帯を確認する、こうした議論が行われました。その後、G7メンバーでの議論が行われ、まずはウクライナの民主的で繁栄した未来を確保するために、引き続きG7で結束をしていくこと、こうしたことを確認いたしました。その中で私の方からは、昨日、そして本日のウクライナ各地へのロシアの攻撃、これは民間人や民間施設への攻撃であり、いかなる理由であれ、これは正当化することができない、強く非難する旨述べ、そしてウクライナにおける住民投票と称する行為、あるいはロシアによる違法な併合、これは認められない、こうした旨発言いたしました。またロシアによる核兵器の威嚇、ましてや使用もあってはならず、ウクライナを新たな被爆地にしてはならない、これを改めて強調いたしました。そして、強力な対露制裁とウクライナ支援の継続、この重要性を指摘した上で、日本が90のロシアの個人・団体への資産凍結措置、これを新たに講じたこと、これを紹介いたしました。加えて最近の北朝鮮による弾道ミサイル発射を踏まえた国際社会による対応の必要性、また核軍縮のモメンタムの維持・強化の重要性について提起し、ヒロシマ・アクション・プランに基づいて一層取組を強化していく、こういった説明を行いました。
本日の会合を踏まえて、法の支配に基づく国際秩序を守り抜くべく、今後もG7各国との間で緊密に連携していきたいと思います。
そして今後の制裁については、今後の状況、あるいはG7を始めとする国際社会と連携する中で、適切に日本としても対応していきたいと考えております。
(日本として新たにウクライナへの支援物資の供与などの考えがあるかについて)
ウクライナ支援については、日本も国際社会と協調し、今日まで継続して支援を続けております。今後、G7、EUあるいはドイツが中心になってウクライナ復興会議等も予定されています。こういった会議に貢献することを通じても、更なる支援も考えていかなければならない、そういうふうに思っています。
(実際にロシアが核兵器を使用する可能性について)
いや全くこの状況は、予断は許されません。状況を深刻に注視しなければならないと思います。しかし、77年間、世界は核兵器の使用をずっと止め続けてきたわけです。この核兵器不使用の歴史は継続しなければならない。これは強く思っておりますし、今日の会議においても発言いたしました。』
岸田文雄首相にとって、正に正念場、頑張りどころでしょう!!
蛇足ながら、同日23時16分にこのG7オンライン会談にて、共同通信が「「ロシアと対話できず」とウクライナ大統領」の題で次のように短く伝えました。
『【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、先進7カ国(G7)首脳オンライン会合で「未来のないロシアのリーダーとは対話できない」と述べ、ロシアのエネルギー分野への制裁強化を訴えた。』
正に、正に正しい正論です!!
あなたも納得、ロシアとその子分共を黙らせる「全ての道はクリミアに通ず」!!
岸田文雄首相、決断を!!

10月11日深夜、官邸にてウクライナのゼレンスキー大統領(画面モニター左下)を交えたG7オンライン会談を行う岸田文雄首相(右端)
出典:首相官邸HP
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