小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月十四日

2016-02-06 | 嘉永四年 辛亥日記
 
曇っていたが小雨も降った。
田中から鉢を取りに人を寄越した。
風呂敷と傘と下駄も持参。雪駄をくれよというので尋ね探したが見つからず気の毒だった。
信江が前夜泊まってこれから帰ると暇乞いに来た。寿司で一杯、年始する。
市川から手紙を持ってきた。
先日から取りかかっていた詩集が明日は摺立てなのでちょっと見て欲しいとのこと。直ぐに見て万二郎に持っていかせた。
安兵が来て「醤油を城ノ口へ取りに行ったところ、二十日頃までは樽が出来ないし、この先値上がりもするらしいので一徳利だけ取ってきた」という。
酒も一徳利、田中店で取ってきた。




コメント
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