小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月二十日、二十一日

2016-02-20 | 嘉永四年 辛亥日記

一月二十日 

八時過ぎに桃井隼人がきた。
詩を見せに岩一郎が市川へ行く。
同家から序文を書いていただいたお礼として金百五十疋を持たせられて帰る。
しかし、それには及びませんと返す。



一月二十一日  

夜明け前に雨が降った。
夕方、市川斉が来る。先日の礼として金百五十疋を持ってきた。
酒を出していると松下の家内がくる。
岩一郎は酒やすし、肴などを取ってもてなす。
菓子鉢や碁石などを持ってきた。
当方もすゞの猪口一つを寿代に持たせた。


コメント (1)
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