小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月二十二日 

2016-02-24 | 嘉永四年 辛亥日記
 
快晴だ。
朝、宮本秀二郎がくる。画を描いてくれよとのことで請け合った。
御殿女中から「絹を張らせるよう申したら手前で張るとのことゆえお張りください」との伝言があった。(画の上に張る布のことだと思われる)
主人は昼頃から学校へでかけ、そこから三浦殿(学問掛かり家老)へ教えに行った。
主人の留守中の2時過ぎに九右衛門殿が買い物に出てきたので立ち寄ったとこられた。酒を出す。
万二郎に頼んで田中店に行ってもらう。
城ノ口で弐朱かえる。
お金は蒲団の綿を持ってきた。代金が四匁五分のところ、五分値引きさせた。
ちりめん地も持参し六匁だが、これも五分引かせるつもり。
夕方に主人が帰宅。
八百輔が氷餅二つ持って箱を返しに来た。
母君は山半へ木綿を買いに行き直覚へも立ち寄る。


コメント
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