小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

一月十二日

2016-02-02 | 嘉永四年 辛亥日記
  晴れ
快晴なり。
庄兵がくる。かわり嶋袴一反二十匁の質屋の札を十匁で買って欲しいという。
庄兵はここのところ難儀しているので、ただでさえ少々ほどこしをしようと思っていたので買ってあげた。
一歩と七匁と弐朱と一匁を渡して袴を請け出す。
真善が礼に来る。菓子代弐朱。あり合わせ物で酒を出す。
帰るとまた、有田清吉が三匁と硬磁六十を持ってくる。庭から帰る。
夕方過ぎから母上と小梅は松下へ新年の挨拶に行った。
8時過ぎに岩一郎が迎えに来た。
家に帰って寛いでいると10時になる。
今日はとても暖かった。
月も素晴らしい。



コメント
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