
快晴。
主人は二日酔いで枕から頭が上がらないので皆を休ませる。
昼前に起き出したが書を見ることも出来ない。
また明日からはご法事なので外にも出られないから、今日は川原あたりへ行かないかと言うので皆を連れて行く。千太郎一人が留守番。しかし今日は古岳が来るはずで来たら一緒に行こうと思っていたのだが、遅いので来たら後からでも河原に来るようにと千太郎に申し置いた。
その前に九右衛門殿が来られたのでご一緒にと言ったらちょっと行くところがあるので後から参ると申されたので先に行くことにした。
野呂清吉もきた。
梅本3人と荷物持ちの権七らみんなで11人で行った。
小梅は大いに酔い帰宅後寝たままで前後不覚となった。
清吉が泊まった。
夜中に主人が起きて火をおこしお茶を煮てくれた。
ようやく、この時小梅は少々目覚めたが、誠にこのようなことは不覚である。