小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

九月九日 快晴

2010-11-14 | 嘉永二年
九月九日 

おおいに晴れる。
昼過ぎから家族と共に向川栄谷才二郎の家に権七をお供にして行く。
その前に佐次右衛門が来るか来ないかを聞きに来た。
そこで直ぐに母君と私の二人で先に行った。後から主人が岩一郎と万二郎を連れてやってきた。
一杯呑んで、そこいらを見歩いていると、野呂清吉郎がやってきた。
夕方、みんなで家に戻ったが、また「新や」で酒肴を取り寄せて呑んだ。
八時頃に清吉郎は帰っていった。
今日は栄谷の九頭明神の祭礼だったが、あまり趣もなく面白くなかった。

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