2月ですね。
日本のあちらこちらで雪が降っておりますね。
この時期になると、私の活躍するシーズンなのです。
スミマセン、
誰か私の名前をご存知ないでしょうか・
私、見た目は赤いですが照れているからではありません。
体中に穴が空いてますが、撃たれた訳でもありません。
私、ご覧のように赤いスコップです。
赤いのは、鉄が錆びないように鉛丹さび止め材を下地に塗る
からだそうです。
そして、その上に単価の安い鉄錆色(赤錆色)の上塗りをする
ことが多く、また鉄錆色は多少剥離しても下地と類似色のため
目立ちにくい利点もあるそうです。
ご覧のように、私、かなりの高齢なのでお肌もボロボロです。
せっかくの紅のお化粧もアチコチ剥がれ落ちております。
今のご主人様がお生まれになる前からあったのではないでしょうか?
小学生の頃にはもう活躍しておりましたからね。
他のお仲間は年中活躍の場所がおありでしょうが、
私はご覧のように体中に穴があいておりますので、
砂利や砂などをすくう事が出来ません。
雪のある、今こそが、私の旬なのであります。
生まれがどこかも分からないのですが、気づいた頃には、
冬の雪中キャンプ時、雪のブロックを切り出して積み上げるかまくら
『イグルー』を作るために大活躍しておりました。
今はインターネット?と言うものが普及しており、私の他にお仲間が
居ないか探してみました。
そうしましたら、私と同じ個体をいくつかのページで発見したのであります!
いやぁ、嬉しかったですね。お仲間は、今でもご活躍されているようです。
こちらは、
某高校の山岳部の装備の画像(※お借りしました)
コチラは、
雪洞構築講習会での装備画像。(※お借りしました)
実際にご使用されているところ。(※お借りしました)
胴長短足なのは
昭和な者だからではありません。仕様です。
上の画像のように、雪洞を掘りやすいようにあえて短めに出来ております。
行き先の道中、リュックの中に収納出来るよう
邪魔にならないように、こちらのネジを外せばふたつに分解できる
・・・はずなのですが、
ネジを外してもボルトが錆びて抜けませんでした。
老体なので、
骨折はしておりませんが、ヒビは入っております。
しかし、最近の若い子にはまだまだ負けておりませんよ。
ヤワなプラスチック製とは違い、『鉄』と『木』だけで
出来ておりますからね。
そう言えば、今のご主人様も鉄と木で出来た、『鉄砲』なるものが
お好きなようです。
グリップも木です。
ご主人様の呼び方だと『木製グリップ』とでも言うのでしょうか?
グリップの部分に『メダリオン』ではありませんが、
マークを発見しました。
△の中に、『M』の文字が確認出来ます。
これが唯一の手がかりでしょうか・・・
どなたか、私がどこで生まれ、なんという名前なのか
ご存知の方が居りましたら、ご一報頂けますでしょうか?
よろしくお願い致します。
赤いスコップより