タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

さまよう刃

2009年10月22日 | Weblog


 僕だったら破れかぶれだろうなあ?宇野重吉の息子・寺尾聡
歌手「ルビーの指輪」のイメージから程遠いが、映画ではこんな
役が合うのだろう。父親に似て「半落ち」など重い映画に合う
のである。父と娘だけの生活から、少年に娘を殺される。生き
がいをなくした父、やがて社会からは、殺人者、その中でどう
やって生きていったらいいのか?やっぱり自分の中だけでも
格好良く死にたい。映画上映舞台挨拶の席上、彼は、涙ぐんだ
らしい?裁判員制度によりこの手の少年犯罪の審判は、重く
なったと聞く、生きがいを奪われた人の思いは計り知れない。
母一人子一人で育った自分、母の人生は僕のためだった。裏返せば
僕がいたから母は戦後を生きてこれた。今、改めて母の気持ちを
考えると、最後まで分かり合えなかった気がする。親不孝もの。