激動の世界、復興元年の日本と先が見えないが、嘆いていてばかりでは、
我々黄昏族には、後がないのが寂しくつらいのである。
それ故に今さえよければいい、ただし一生懸命でありたい。
今年は元旦から寒い日が続いたが、まだ雪が降らない。
年末、南天に、柿に積もった雪の写真が年ごとに整理していたら出てきた。
そんな時里親のAさんからの電話、4年前に紹介されたN子ちゃんの成人式、
父親役か?と期待したが残念、それには歳をとり過ぎた。
頼まれたのは、カメラマンだった。
Nちゃんを見てから2年の月日が流れていた。就職して少しは大人らしく
変ったが、憂い憂いしさが残り可愛かった、美しかった。
衣装、ハンドバッグなど小道具は、今は、一式リースと聞く。
彼女の成人式を祝ったのは、里親家族はもちろんのこと、沢山の人が集まり
賑やかだった。いつもの成人式、雪が降り寒い、今年は晴れてあかるい。
彼女にとって、末永く「こころのふるさと」になることを祈るばかりである。
誰かが言った。中身はリースじゃないから大丈夫と?!