切り絵

浮世絵を切り絵に

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2024年08月26日 | Weblog
 
六十余州名所図会 加賀
「加賀」金沢八勝之内 蓮湖之漁火蓮湖は、金沢市と河北郡にまたがる河北潟のことで、広域で生息していた鬼蓮から蓮湖と呼ばれた。海水が浸入する気水湖であり、魚の種類が豊富で漁業......
 

 

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富嶽三十六景 神奈川沖浪裏

2024年08月21日 | Weblog

神奈川沖浪裏

欧米では、北斎と言えばまずこの絵が言及されるほど有名な絵だ。北斎の絵が初めてヨーロッパに渡った時から、北斎の代表作として受け取られた。クロード・モネはこれをアトリエの壁に架けて常に楽しんでいたと言うし、音楽家のドビュッシーは、交響曲「海」の楽譜の表紙に採用した。北斎の、この絵は大胆な構図と力強い線だと思う。逆巻く波を前景いっぱいに配置し、それとの対比で静かな富士の姿を遠景に配している。動と静、自然と人間のダイナミックな対比が大胆な画面構成のなかで強調し表現されている。

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2024年08月16日 | Weblog
 
六十余州名所図会 越前
「越前」 気比ノ松原敦賀は、敦賀湾を擁し天然の良港が造られた。古代から朝鮮半島や中国大陸との交流が盛んで、使節を迎える為の「松原客館」が置かれるなど、海陸交通の要地であっ......
 

 

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六十余州名所図会 対馬

2024年08月11日 | Weblog

「対馬」 海岸夕晴

対馬は、南北82km、東西18kmと細長いリアス式海岸で形成されており、風光明媚な景色が魅力的であった。又、晴れた日には目視できるほど朝鮮半島と近く、大陸との交流で重要な役割を果たしていた。本図では、対馬の入り組んだ海岸に無数の船が描かれており、海路が賑わっていたことが分かる。「六十余州名所図会」最終に相応し、虹を天空高くかけた快晴の対馬を描いている。

次回より「富嶽三十六景」の投稿予定

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2024年08月06日 | Weblog
 
六十余州名所図会 若狭
「若狭」 鰈網若狭の小浜は日本海側では有数の漁港として栄え、若狭湾を中心に漁業が盛んな地域であった。古くから京都と陸路で結ばれていたため若狭街道は「鯖街道」と呼ばれ、京都......
 

 

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六十余州名所図会 壱岐

2024年08月01日 | Weblog

「壱岐」 志作

長崎県壱岐市は、玄界灘およそ20kmの沖に位置する。朝鮮半島との要路にあたるため、古くから知られ、「いき」または「ゆき」と呼ばれていた。壱岐という字が定着するまでは一支、伊伎、伊吉、伊岐、等の表記が中国の史書などに記録されている。このあたりは暖流の対馬海流が流れているため、比較的暖かく、図のように雪が積もることはめったにない。古名の「ゆき」に関係しているのかも知れません。壱岐に行ったはずのない広重が「ゆき」という言葉もふまえ、雪景の壱岐を描いた様です。副題に「志作」という言葉が包まれているが壱岐には志作という地名も字名もないとのことです。

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2024年07月28日 | Weblog
 
六十余州名所図会 出羽
「出羽」 最上川 月山遠望「五月雨を あつめて早し 最上川」と芭蕉が句を詠んだことで有名だが、句でもあるように日本三大急流に数えられる。本図では山形城下に近い場所から西北......
 

 

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2024年07月22日 | Weblog
 
六十余州名所図会 陸奥
 「陸奥」 松島松島は、松島湾に浮かぶ260の島々からなり、海から突き出した様々な島が見せる風景は日本三景の一つに数えられる。奥州とも呼ばれた陸奥の国は六十余州の最北東端......
 

 

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六十余州名所図会 薩摩

2024年07月21日 | Weblog

「薩摩坊の浦」 双剣石

鹿児島県の西南端に位置する坊津は、東シナ海に面し、古くから中国との交易の拠点として栄えた。江戸時代は貿易が長崎のみに制限されたが、ひっそりと貿易が続けられていたが徐々に衰退していった。本図では、海に山々が迫るリアス式海岸の風景が描かれている。名物の「双剣石」は、画面のように小舟で遊覧して見て回る人がいたようだ。

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六十余州名所図会  大隈

2024年07月11日 | Weblog

「大隈」 さくらしま

桜島は大正3年の大噴火による溶岩流によって大隅半島と陸続に成ったが、それまではまさしく「島」であった。これは桜島がまだ島だった頃の図です。桜島を画面左端で切ることによってその大きさを強調したのでしょうが、後世の我々からすると、四方を海で囲まれた桜島を見たかったところです。常に噴煙を上げ猛々しい桜島なのですが、この作品では煙もなく、閑かな春のたたずまいの桜島が描かれている。

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2024年07月10日 | Weblog
 
六十余州名所図会 下野 
「下野」 日光山 裏見の滝裏見の滝は、栃木県日光市安良沢にある荒沢滝。落差は45m、幅2mの小さな滝であるが、滝を裏側より見れる事から「裏見の滝」と呼ばれるようになった。......
 

 

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2024年07月02日 | Weblog
 
六十余州名所図会 上野 榛名山
「上野」 榛名山 雪中榛名山は群馬県群馬郡榛名町に位置する。有名な伊香保温泉がこの地から湧き出ており、現在も訪れる人が多い地域である。本図には雪中の榛名富士とその周囲が描......
 

 

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六十余州名所図会 日向

2024年07月01日 | Weblog

「日向」 油津ノ湊

日南市の東部、日向灘に面する油津の港は、古くは大陸との交易の中継地として栄え、江戸時代には飫肥杉の積み出しで賑わった。本図では、油津港を一望しながら、港に入る交易船や建物、海岸線から山までの周囲一帯が描かれている。

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六十余州名所図会 肥後

2024年06月21日 | Weblog

「肥後」 五ヶの庄

五家庄とは、椎原、仁多尾、樅木、葉木、久連子の五集落の総称であり、現在の熊本県八代市泉町にあたる。1000mを越える山々に囲まれ、秘境と呼ぶにふさわしい場所である。本図でも、崖に生えた木がそのまま橋になった珍しい場所が描かれている。この風景は北斎の『北斎漫画』に出てくる「五かの庄」を参考に描かれている。

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2024年06月21日 | Weblog
 
六十余州名所図会 信濃 更科
「信濃」 更科長野県更埴市南西にある冠着山(かむりきやま)、俗称「姥捨山」、は標高1,252メートル。「田毎の月」とは、棚田に映る月の事であり、長野盆地の姨捨山を中心とす......
 

 

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